サンティアゴ・デ・コンポステーラ発 〓 ガリシア王立フィルハーモニーの次期芸術監督にバルドゥア・ブレニマン

2022/11/24

スペインのガリシア王立フィルハーモニー(Real Filharmonía de Galicia)が次期芸術監督にスイスの指揮者バルドゥア・ブレニマン(Baldur Brönnimann)を迎えると発表した。2013年からその任にあり、この12月で退任するポール・ダニエルの後任で、2023年1月から活動をスタートさせるという。

ガリシア王立フィルハーモニーは1997年、指揮者のヘルムート・リリングを初代音楽監督に迎えて創設されたオーケストラで、スペイン北西部のガリシア州の州都サンティアゴ・デ・コンポステーラを本拠地に活動している。

ブレニマンはスイス・バーゼル生まれの54歳。バーゼル市立音楽院と英国マンチェスターの王立ノーザン音楽大学で学び、ヨーロッパ中心にさまざまなオーケストラに客演を続けている。

コロンビア国立交響楽団の音楽監督(2008-2012)、ノルウェーを代表する現代音楽アンサンブルBIT20アンサンブルの芸術監督(2011-2015)を歴任。2016年からはバーゼル・シンフォニエッタの初代首席指揮者を務め、2022/2023シーズンをもって退任することが決まっている。

写真:Basel Sinfonietta


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