ミラノ交響楽団(Orchestra Sinfonica di Milano)がアムステルダムのコンセルトヘボウで2日に行った公演中、3人の気候変動活動家がスローガンを叫び、ホールから強制的に排除されるという事件が起きた。
現地からの報道をまとめると、活動家たちは化石燃料の使用を認めるオランダ政府に対して、「私たちは気候危機の真っ只中にいるのに、船が既に沈んでいるのに、静かに演奏を続けるタイタニック号のオーケストラのようだ」と叫んだという。
ミラノ交響楽団はヨーロッパ・ツアー中で、この日はクラウス・ペーター・フロールの指揮、カルメラ・レミージョ、アンナ・ボニタティブス、カルロ・アレマーノ、ファブリツィオ・ベッジという歌手陣でヴェルディ・レクイエムを演奏していた。
演奏は一時中断されたが、活動家達が退場させられた後に再開。演奏が終わると、会場ではスタンディング・オベーションが巻き起こり、7分間も続いたという。オーケストラはアムステルダムの後、バルセロナとマドリッドで公演を行う予定。
写真:Orchestra Sinfonica di Milano
アムステルダム発 〓 ミラノ響のコンサートで気候変動活動家が抗議の叫び、演奏が中断
2022/11/05
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