ミュンヘン放送管弦楽団(Münchner Rundfunkorchester)が首席指揮者のイヴァン・レプシッチ(Ivan Repušić)との契約を延長した。レプシッチは2017年からその任にあり、今回の契約更改で任期は3年延びて、2025/2026シーズン終了までオーケストラを率いることになる。
レプシッチは1978年、クロアチア・イモツキ生まれの43歳。首都ザグレブの音楽アカデミーで指揮をイゴール・ジャドロフ、ヴィエコスラフ・シュテイに師事。同時にヨルマ・パヌラ、ジャンルイジ・ジェルメッティの元で研鑽を積み、その後、大野和士、ドナルド・ラニクルズのアシスタントを務めた。
その後、クロアチア国立スプリット劇場の指揮者(2006-2008)、ドイツのハノーファー州立歌劇場の常任指揮者(2010-2013)、ドゥブロヴニク音楽祭の音楽監督(2010-2012)などを務めている。
ミュンヘン放送管弦楽団は、ドイツ・バイエルン州の放送局バイエルン放送が所有する二つのオーケストラのうちの一つ。もう一つのバイエルン放送交響楽団に比べると小さく、2管編成の中規模オーケストラ。レプシッチ時代になって、初期ヴェルディのオペラ上演といった新機軸を打ち出している。
写真:Ivan Repušić
ミュンヘン発 〓 ミュンヘン放送管が首席指揮者イヴァン・レプシッチとの契約を延長
2022/07/13
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