パリ発 〓 アラーニャが途中降板、パリ国立オペラの《ドン・カルロ》の公演で

2019/10/27

テノール歌手ロベルト・アラーニャ(Roberto Alagna)がまた途中降板した。金曜日に幕を開けたパリ国立オペラの《ドン・カルロ》の公演で、1幕が終わったところで降板した。ドン・カルロの役は2幕から、若手のセルジオ・エスコバル(Sergio Escobar)が歌い、パリ・デビューを飾っている。

アラーニャは1963年生まれの56歳。昨年も、バイロイト音楽祭デビューとなる《ローエングリン》の出演を直前にキャンセル。メトロポリタン歌劇場の2018/2019シーズンの開幕公演だった《サムソンとデリラ》でも途中降板している。

出演していた《ドン・カルロ》は、2017年から上演されているクリストフ・ワリコフスキが演出を手掛けたプロダクション。ファビオ・ルイージの指揮で、ロドリーゴにエティエンヌ・デュピュイ、フィリッポ二世にルネ・パーペ、エボリ皇女にアニタ・ラチヴェリシュヴィリという歌手たちが出演している。エリザベッタはアラーニャ夫人のアレクサンドラ・クルジャクが演じている。

写真:Opéra national de Paris / Vincent Pontet

関連記事

  1. 訃報 〓 大町陽一郎(90)日本の指揮者

  2. ロンドン発 〓 ソプラノのヨンチェヴァがウィグモアホールへの出演をツイッターで訂正

  3. ミラノ発 〓 スカラ座総裁にウィーン国立歌劇場総裁のドミニク・マイヤー

  4. ベルリン発 〓 セバスチャン・ジャコー、ベルリン・フィルの首席フルートに

  5. ミラノ発 〓 スカラ座が再開場

  6. パリ発 〓 ヤープ・ファン・ズヴェーデンがフランス放送フィルの次期音楽監督に

  7. 訃報 〓 伊藤京子(94)日本のソプラノ歌手

  8. ナント発 〓 「ラ・フォル・ジュルネ」の閉幕コンサートで指揮者倒れ、緊急搬送される

  9. バルセロナ発 〓 ジュゼップ・ポンス、リセウ大劇場の首席指揮者を2026年で退任

  10. バルセロナ発 〓 バルセロナ下院がターミナル駅「サンツ駅」を「モンセラート・カバリエ駅」に改称する議案を可決

  11. ロンドン発 〓 ロンドン・フィルの首席ホルンに20歳のアンネマリー・フェデーレ

  12. ドレスデン発 〓 ドレスデン・シュターツカペレが首席指揮者を退任するクリスティアン・ティーレマンに名誉指揮者の称号

  13. ギュータースロー発 〓 若手歌手のための国際コンクール「新しい声」が終了

  14. リエージュ発 〓 指揮者のスペランツァ・スカップッチが喉の手術で休養

  15. パレルモ発 〓 マッシモ劇場が2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。