バルセロナ発 〓 アラーニャ、クルザク夫妻がリセウ大劇場の《トスカ》から撤退、理由は「卑猥な演出」

2022/05/26

テノールのロベルト・アラーニャ(Roberto Alagna)とソプラノのアレクサンドラ・クルザク(Aleksandra Kurzak)夫妻が来年1月のバルセロナ・リセウ大劇場の《トスカ》からの撤退を発表した。理由は「卑猥な演出」。夫妻は「この作品では自分たちの役を演じることができないと感じている」とするコメントを出している。

リセウ大劇場の《トスカ》は、ブリュッセルのモネ劇場、セビリアのマエストランツァ劇場、フランスのモンペリエ歌劇場との共同制作。昨年6月にモネ劇場から上演が始まったが、ラファエル・R・ヴィラロボスのカトリック教会を悪役に仕立てた演出が物議を醸していた。

写真:La Monnaie / Karl Foster


関連記事

  1. エルサレム発 〓 ジュリアン・ラクリンがエルサレム響の次期首席指揮者に

  2. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立歌劇場が新制作の《魔弾の射手》をライブ配信

  3. ロンドン発 〓 アントニオ・パッパーノ、ロンドン交響楽団の首席指揮者へ

  4. ウィーン発 〓 ニューイヤー・コンサートの「ラデツキー行進曲」のアレンジを一新

  5. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルの首席フルート、セバスチャン・ジャコーが「試用期間をクリアできず」で退団へ

  6. ロッテルダム発 〓 ロッテルダム・フィルがラハフ・シャニとの契約を延長

  7. ブレーメン発 〓 バレンボイム、久方ぶりに指揮台に復帰

  8. ツィナンダリ発 〓 ベルリン・フィルの「ヨーロッパ・コンサート」、2024年はジョージアのツィナンダリで

  9. ロンドン発 〓 発表、オペラ・アワード2018

  10. ミュンヘン発 〓 ゲルトナープラッツ劇場のジェニファー・オローリン、ルシアン・クラスネクにバイエルン州から「宮廷歌手」の称号

  11. ルクセンブルク発 〓 ルクセンブルク市立大劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  12. 訃報 〓 ステュアート・ベッドフォード(81)英国の指揮者

  13. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルが5月1日に恒例の「ヨーロッパ・コンサート」

  14. 訃報 〓 ルイス・デ・パブロ(91)スペインの作曲家

  15. 東京発 〓 N響が首席指揮者のファビオ・ルイージとの契約を早くも延長

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。