ウィーン放送交響楽団(Radio-Symphonieorchester Wien)がポーランド出身のヴァイオリニスト、ウツィア・マジアー(Łucja Madziar)を第1コンサートマスターを迎えると発表した。マイグレアド・マクランと第1コンサートマスターを兼任する。マジアーは2021年までベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団のコンサートマスターを務めていた。
1981年、ポズナンの生まれ。ロストック音楽院で学び、ドイツのクロスター・シェンタール国際コンクール、クロアチアのヴァーツラフ・フムル国際コンクールで優勝、ウィーンのフリッツ・クライスラー・コンクールにも入賞している。エッセン・フィルハーモニー管弦楽団(2006ー2010)、ニーダーザクセン州立ハノーファー・フィルハーモニー管弦楽団(2010ー2014)、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(2015/2016シーズン)を歴任している。
また、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、バイエルン州立歌劇場管弦楽団、ベルリン・シュターツカペレ(ベルリン州立歌劇場管弦楽団)、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、WDR放送管弦楽団など、ドイツを代表するオーケストラに客演コンサートマスターとして出演を重ねてきた。
ソリストとしての活動に加え、室内楽にも積極的に取り組んでおり、ピアノのカタリーナ・セルハイム、チェロのヨハネス・クレブスとハノーファー・ピアノ三重奏団を創立。ボンのベートーヴェン音楽祭、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭などのヨーロッパや北米の音楽祭に多数出演している。
写真:Staatstheater Hannover
ウィーン発 〓 ポーランド出身のウツィア・マジアーがウィーン放送響のコンサートマスターに
2024/03/29
この記事へのコメントはありません。