テノールのロベルト・アラーニャ(Roberto Alagna)とソプラノのアレクサンドラ・クルザク(Aleksandra Kurzak)夫妻が来年1月のバルセロナ・リセウ大劇場の《トスカ》からの撤退を発表した。理由は「卑猥な演出」。夫妻は「この作品では自分たちの役を演じることができないと感じている」とするコメントを出している。
リセウ大劇場の《トスカ》は、ブリュッセルのモネ劇場、セビリアのマエストランツァ劇場、フランスのモンペリエ歌劇場との共同制作。昨年6月にモネ劇場から上演が始まったが、ラファエル・R・ヴィラロボスのカトリック教会を悪役に仕立てた演出が物議を醸していた。
写真:La Monnaie / Karl Foster
バルセロナ発 〓 アラーニャ、クルザク夫妻がリセウ大劇場の《トスカ》から撤退、理由は「卑猥な演出」
2022/05/26
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