フィラデルフィア発 〓 フィラデルフィア管弦楽団が2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表、トゥガン・ソヒエフも客演

2022/04/11

フィラデルフィア管弦楽団(Philadelphia Orchestra)が新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表した。第123シーズンとなる新シーズンの目玉企画は、ラフマニノフの生誕150周年記念イベント。1月26日から2月5日にかけて、ユジャ・ワンを迎えて、ピアノ協奏曲全曲演奏会が音楽監督のヤニック・ネゼ=セガンの指揮で行われる。

発表によると、開幕は9月28日。ピアノの郎朗(Lang Lang)を迎えるコンサートで、サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番を中心としたプログラム。ソリストはダニール・トリフォノフ、ベアトリス・ラナ、チョ・ソンジン、エマニュエル・アックス、アウグスティン・ハーデリッチ、ヒラリー・ハーン、ギル・シャハム、シェク・ケネー=メイソン、プリティ・イェンデたちが登場する。

客演指揮者陣は、首席客演指揮者のナタリー・シュトゥッツマンの他、ヘルベルト・ブロムシュテット、ステファヌ・ドゥネーヴ、ダリア・スタセヴスカ、リナ・ゴンサレス=グラナドス、カリーナ・カネラキス、クリスティアン・マチェラル、ブラムウェル・トーヴェイらが客演する。

また、ケンショウ・ワタナベの客演陣にも話題。シチェドリンの《ビゼー《カルメン》》組曲、ストラビンスキーの《火の鳥》組曲などを指揮する。ロシアのウクライナ侵略に絡んで去就が注目されていたトゥガン・ソヒエフも11月に登場、チャイコフスキーの交響曲第4番をメインにしたプログラムを指揮する。

写真:Philadelphia Orchestra / Chris Lee Photographer


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ライプツィヒ発 〓 ブロムシュテットがゲヴァントハウス管のコンサートをキャンセル、代役でスザンナ・マルッキがオーケストラ・デビュー

  2. ハンブルグ発 〓 ハンブルグ市がメルケル首相をテーマにしたオペラを制作

  3. ウィーン発 〓 ドミンゴ、国立歌劇場で80歳を祝う

  4. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが新制作の《ジュディッタ》をストリーミング配信

  5. ダルムシュタット発 〓 州立劇場が音楽総監督のダニエル・コーエンとの契約を延長

  6. ニュルンベルグ発 〓 ヨアナ・マルヴィッツが任期満了をもって州立劇場の音楽総監督を退任

  7. ボーンマス発 〓 ボーンマス響の次期首席指揮者にマーク・ウィッグルスワース

  8. 訃報 〓 ワルター・バリリ(100)オーストリア出身のヴァイオリニスト, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の元コンサートマスター

  9. ヴェッセルビューレン発 〓 2024年の「ブラームス賞」に指揮者のケント・ナガノ

  10. ロッテルダム発 〓 コンサートマスターが就任半年で退団、ロッテルダム・フィル

  11. アーヘン発 〓 アーヘン歌劇場の音楽総監督を務めるクリストファー・ウォードが任期切れの2024/2025シーズンで退任へ

  12. ベルリン発 〓 アルテミス弦楽四重奏団の元第1ヴァイオリン、ヴィネタ・サレイカ=フォルクナーがベルリン・フィルへ

  13. ウィーン発 〓 ソニーが「ニューイヤー・コンサート」2020のネット配信を開始

  14. ウィーン発 〓 ソプラノのニーナ・シュテンメが国立歌劇場の名誉会員に

  15. オストラヴァ発 〓 ヤナーチェク・フィルの次期芸術監督にロシアの指揮者ダニエル・ライスキン

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。