ラトヴィア出身の指揮者アンドリス・ネルソンス(Andris Nelsons)の指揮で元旦に行われたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Vienna Philharmonic Orchestra)の「ニューイヤー・コンサート」。CDなどの発売に先立ち、ソニー・ミュージック・ジャパンが10日からライブ音源を使ったネット配信をスタートさせた。国内盤CDは1月29日、ブルーレイディスクは2月19日に発売される予定。
2020年は、ベートーヴェンの生誕250年、ヨーゼフ・シュトラウスの没後150年、ザルツブルク音楽祭の創設100年、ウィーン楽友協会の竣工150年というさまざまなアニバーサリー・イヤーが重なったこともあり、プログラムは実に多彩。初登場となる作品が9曲を数える。また、コンサートを締め括る「ラデツキー行進曲」も、これまで使ってきたレオポルト・ヴェニンガーの編曲から新しい編曲で演奏されている。
ネルソンズは現在、ボストン交響楽団の音楽監督、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者を兼任するなど、音楽界で最も注目を集める指揮者。ウィーン・フィルとも2010年のデビューから既に80回近く共演しており、2019年にはベートーヴェンの交響曲全曲を完成させたばかり。ラトヴィア国立歌劇場の首席トランペットというキャリアを持つだけに「郵便馬車の御者のギャロップ」では見事なサプライズ演奏を披露、会場を沸かせている。
写真:Vienna Philharmonic Orchestra / Sony Music Japan / Terry Linke
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ウィーン発 〓 ソニーが「ニューイヤー・コンサート」2020のネット配信を開始
2020/01/11
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