オーケストラ初の中国人メンバーがヴィオラの首席奏者に就任するなど、今週話題が尽きないベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。同時に入団したメンバーに昨年5月に活動を休止したアルテミス弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン、ヴィネタ・サレイカ=フォルクナー(Vineta Sareika-Völkner)がいることが判った。
今回、入団が明らかになったのは、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ヴィオラ奏者から転身する梅第揚(Mei Diyang=メイ・ディヤン)の他4人。うち2人がヴァイオリニストで、ヴィネタ・サレイカ=フォルクナーとクリスタ=マリア・スタンゴラ。ともにラトヴィア人。残る二人はホルン奏者で、ハンガリー出身のラースロー・ガル、エストニア出身のパウラ・エルネサクスという。
サレイカ=フォルクナーはユールマラ生まれの36歳。パリ国立高等音楽院でジェラール・プーレに、エリザベート王妃音楽院でオーギュスタン・デュメイに師事している。
その後、ベルギーのロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターなどを経て、2012年からアルテミス弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンを務めていたが、昨年の出産を機に退団を表明、それに併せて弦楽四重奏団も新たなメンバーで再出発することになった。
写真:Artemis Quartet
ベルリン発 〓 アルテミス弦楽四重奏団の元第1ヴァイオリン、ヴィネタ・サレイカ=フォルクナーがベルリン・フィルへ
2022/02/19
【最終更新日】2023/02/18
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