ベルリン発 〓 アルテミス弦楽四重奏団の元第1ヴァイオリン、ヴィネタ・サレイカ=フォルクナーがベルリン・フィルへ

2022/02/19
【最終更新日】2023/02/18

オーケストラ初の中国人メンバーがヴィオラの首席奏者に就任するなど、今週話題が尽きないベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。同時に入団したメンバーに昨年5月に活動を休止したアルテミス弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン、ヴィネタ・サレイカ=フォルクナー(Vineta Sareika-Völkner)がいることが判った。

今回、入団が明らかになったのは、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ヴィオラ奏者から転身する梅第揚(Mei Diyang=メイ・ディヤン)の他4人。うち2人がヴァイオリニストで、ヴィネタ・サレイカ=フォルクナーとクリスタ=マリア・スタンゴラ。ともにラトヴィア人。残る二人はホルン奏者で、ハンガリー出身のラースロー・ガル、エストニア出身のパウラ・エルネサクスという。

サレイカ=フォルクナーはユールマラ生まれの36歳。パリ国立高等音楽院でジェラール・プーレに、エリザベート王妃音楽院でオーギュスタン・デュメイに師事している。

その後、ベルギーのロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターなどを経て、2012年からアルテミス弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンを務めていたが、昨年の出産を機に退団を表明、それに併せて弦楽四重奏団も新たなメンバーで再出発することになった。

写真:Artemis Quartet


関連記事

  1. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭がキャスト交代を発表。ジョン・ルンドグレンを《ワルキューレ》のヴォータン、《ジークフリート》のさすらい人に起用、来年から上演始まる新制作の《ニーベルングの指環》で

  2. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  3. ウィーン発 〓 オーストリア政府がワクチン接種を受けていない人を対象に外出制限措置

  4. ライプツィヒ発 〓 18代目の「トーマスカントル」にアンドレアス・ライズが就任

  5. ベルリン発 〓 ジョン・ウィリアムズ、2月で90歳。ベルリン・フィルとのライブ・アルバムのリリースあり、ケネディ・センターでは3日間のフェスティバルも

  6. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが12日まで公演をキャンセル、新型コロナウイルスの感染再拡大で

  7. バーミンガム発 〓 ミルガ・グラジニーテ=ティーラがバーミンガム市響を退任

  8. 訃報 〓 ディミトリー・ホフストフスキー(55)ロシア出身のバリトン歌手

  9. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が“Nightly Met Opera Streams”の第10週のラインナップ発表

  10. ザルツブルク発 〓 ドミンゴに「オーストリア音楽劇場賞」功績賞

  11. レーゲンスブルク発 〓 市立劇場の座付きオーケストラ、レーゲンスブルク・フィルハーモニックの次期音楽総監督兼首席指揮者にステファン・ヴェセルカ

  12. ワルシャワ発 〓 ポーランドもロックダウンへ

  13. ウィーン発 〓 ウィーン国立歌劇場に初の女性コントラバス奏者

  14. ブレゲンツ発 〓 ブレゲンツ音楽祭は開催断念、グラフェネック音楽祭は開催を表明

  15. アムステルダム発 〓 コンセルトヘボウ管が26日から活動再開

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。