カナダのトロント交響楽団(Toronto Symphony Orchestra)が9日、歴代の音楽監督5人が共演する特別コンサートを行った。オーケストラの創設100年を記念したイベントで、会場は本拠地のロイ・トムソン・ホール。
顔を揃えたのは、アンドルー・デイヴィス(1975 – 1988)、ギュンター・ヘルビッヒ(1988 – 1994)、ユッカ=ペッカ・サラステ(1994 – 2001)、ピーター・ウンジャン(2004 – 2018)と、2020年から音楽監督を務めるグスターボ・ヒメノ。存命の音楽監督経験者⒍人のうちの5人が集まった形で、小澤征爾(1965 – 1969)だけ参加が適わなかったという。
前半は、デイヴィス、ヘルビッヒが登壇。それぞれベルリオーズ《ローマの謝肉祭》とディーリアスのオペラ《村のロミオとジュリエット》から間奏曲“楽園への歩み”、ワーグナーの歌劇《タンホイザー》序曲を指揮している。
一方、後半は、サラステがシベリウスの組曲《レンミンカイネン》から“レンミンカイネンと島の乙女たち”を指揮。ウンジャンがアレクシナ・ルイの《鳴り響く地球》、スメタナの連作交響詩《わが祖国》から“シャールカ”を取り上げ、ヒメノがラヴェルの《スペイン狂詩曲》で締め括った。
写真:Toronto Symphony Orchestra
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トロント発 〓 トロント響が歴代の音楽監督5人が共演する特別コンサート
2022/04/11
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