ドイツの指揮者ヨアナ・マルヴィッツが任期満了する2023年でニュルンベルグ州立劇場の音楽総監督を退任すると発表した。任期満了となる2022/2023シーズン終了をもって退任するという。
マルヴィッツは秋には第一子の出産を控えており、退任発表に当たって「劇場で働いて18年になります。そのうちの半分は音楽総監督を務めてきました。視点をまた変えてみるにもちょうど良い時期」と話しているとか。
マルヴィッツはヒルデスハイム生まれの33歳。ハノーファー音楽演劇大学で学び、27歳だった2014年にエアフルト劇場のGMD(音楽総監督)に就任、ヨーロッパの劇場の最年少GMDとして話題を集めた。
2018/2019シーズンには、ニュルンベルク州立劇場の初の女性GMDに就任。2019年にはドイツのオペラ雑誌『オペルンヴェルト=Opernwelt』の「最優秀指揮者」に選ばれている。
昨年、今年と、ザルツブルク音楽祭では、モーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》に抜擢され、活躍の目立つ女性指揮者の中でも先頭グループを走る。劇場を率いる演出家のイェンス=ダニエル・ヘルツォークとのコンビで、劇場の二枚看板になっていた。
写真:Staatsphilharmonie Nürnberg
ニュルンベルグ発 〓 ヨアナ・マルヴィッツが任期満了をもって州立劇場の音楽総監督を退任
2021/08/01
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