ハンブルクの名門ホール「ライスハレ=Laeiszhalle」のパイプ・オルガンが撤去され、新しいものに入れ替えられることになった。ホールの音響と合わず、1951年の設置からほとんど使用されていなかったという。
「ライスハレ=Laeiszhalle」は1908年、ハンブルクの船主カール・ライス夫妻の寄付によって開場。かつては北ドイツ放送交響楽団(現在のNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団)が使用していたホールで、2017年からはハンブルク交響楽団が本拠地にしている。
撤去されるパイプ・オルガンはハンブルクに本社を置くベッケラート社製で、4,527本のパイプを持つ。撤去後、ドイツ東部ミュンヒベルクの福音派教会「聖ペテロ=パウロ教会」で再建され、使用される。
一方、「ライスハレ」には約300万ユーロ(約4億円)の予算をかけて、新しいオルガンが据え付けられることが決まっている。2026年のお披露目になるという。
写真:Laeiszhalle
ハンブルク発 〓 名門ホール「ライスハレ」が使っていないパイプ・オルガンを入れ替え
2021/12/28
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。