出演者の世界記録を更新ー。ベネズエラの音楽教育システム「エル・システマ」が11月13日夜、出演者が12,000人を数える一大演奏会を首都カラカスで開催、出演者数のギネス記録に挑戦した。
演奏会が行われたのは国立音楽社会行動センターのシモン・ボリバル・ホール。演奏会には12歳から60歳までの音楽館が参集、アンドレ・デビッド・アスカニオら複数の指揮者がチャイコフスキーのスラブ行進曲や合唱曲を演奏した。
オーケストラの演奏会の出演者数の過去最多記録は、2019年にサンクト・ペテルブルクでロシアの国歌を演奏した演奏会が持っており、その数は8,097人だった。
「エル・システマ」の世界記録への挑戦は、実はこれが2回目。1回目は2019年に10,071人を集め、前年に亡くなったシステムの創設者ホセ・アントニオ・アブレウ博士の追悼演奏会を行っていた。
しかし、これは手続きの不備でギネス記録として公認されず、今回は改めてのチャレンジ。全土から集まる参加者のため430台のバスが用意され、400人のボランティアがコンサート開催のためのガイドの任に就いたという。さて、認定はいかに。
写真:El Sistema
もっと詳しく ▷
カラカス発 〓 「エル・システマ」がギネス記録に挑戦、12,000人が会する超ド級演奏会
2021/11/14
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。