バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭がキャスト交代を発表。ジョン・ルンドグレンを《ワルキューレ》のヴォータン、《ジークフリート》のさすらい人に起用、来年から上演始まる新制作の《ニーベルングの指環》で

2021/08/09
【最終更新日】2022/06/12

バイロイト音楽祭(Bayreuther Festspiele)が来年の音楽祭から上演をスタートさせる新制作の《ニーベルングの指環》について、《ワルキューレ》のヴォータンにスウェーデンのバリトン歌手ジョン・ルンドグレン(John Lundgren)を起用すると発表した。ラングレンは《ジークフリート》のさすらい人役も担う。

ルンドグレンはマリースタッド生まれの52歳。《ワルキューレ》のヴォータンは2016年の音楽祭デビューで歌っている。また、今年の音楽祭では、新制作の《さまよえるオランダ人》でオランダ人を歌っている。

新制作の《ニーベルングの指環》は元々、2020年から上演される予定だったもの。新演出を手掛けるのはバレンティン・シュワルツで、フィンランドの指揮者ピエタリ・インキネンが指揮する。《ラインの黄金》のヴォータンを誰が歌うかについては後日発表されるという。

写真:Bayerische Staatsoper


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