テノール歌手のダニエル・プロハスカ(Daniel Prohaska)がバイエルン州から「宮廷歌手」の称号が贈られた。伝達式は21日、歌手活動の本拠地であるミュンヘンのゲルトナープラッツ劇場で、出演した《こうもり》の公演後に行われた。
プロハスカはフランクフルト生まれの49歳。ウィーン市立音楽芸術大学で声楽、演技、ダンスを学び、その後、演劇、オペレッタ、ミュージカル、オペラの主役を含め、ジャンルの壁を越えて幅広く活動を続けている。
ゲルトナープラッツ劇場はバイエルン州立の劇場。ミュンヘンの「第二のオペラハウス」的存在で、ルートヴィヒ2世の治世下の1865年、宮廷劇場に対抗する市民劇場として開場した。
主にオペレッタを上演する目的で建設されたが、現在はオペラの上演も増えており、演出家のヨーゼフ・エルンスト・ケップリンガーが総監督を務めている。
写真:Gärtnerplatztheaters / Marie-Laure Briane
ミュンヘン発 〓 テノール歌手のダニエル・プロハスカにバイエルン州から「宮廷歌手」の称号
2023/02/23
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