ウィーンのフォルクスオーパー(Volksoper Wien)が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表した。新制作は以下の通りで、コンヴィチュニー演出の《ボリス・ゴドノフ》、マクヴィカーの《ベニスに死す》というシリアスな演目も取り上げられる。
また、1904年から1910年にかけて劇場の指揮者として活動していたこともある作曲家ツェムリンスキーの生誕150周年、没後80周年を記念して、オペレッタ《馬子にも衣装》がコンサート形式で上演される。
フォルクスオーパーは2022/2023シーズンから、オランダの女流演出家ロッテ・デ・ベア(Lotte de Beer)が総監督に就任、オメール・メイア・ヴェルバー(Omer Meir Wellber)を音楽監督に迎えて、体制が一新されることが決まっている。
9月10日 – 10月23日
アブラハム《ロクシーとその奇跡のチーム》
[演出]アンドレアス・ガーゲン
10月31日 – 11月23日
リヒャルト・シュトラウス《薔薇の騎士》
[出演]ジャクリーン・ワグナー / シュテファン・チェルニー / Emma Sventelius / ギュンター・ハウマー / ローレン・アルクハート
[指揮]ハンス・グラーフ
[演出]ヨーゼフ・エルンスト・ケップリンガー
2022年1月15日 – 2月5日
ムソルグスキー《ボリス・ゴドノフ》
[出演]アルベルト・ペーゼンドルファー / Ghazal Kazemi / エリザベート・シュヴァルツ / アネリー・ペーボ / カルステン・ズュス / モルテン・フランク・ラルセン
[指揮]ヤク・ファン・ステーン
[演出]ペーター・コンヴィチュニー
3月27日 – 4月9日
ツェムリンスキー《馬子にも衣装》 ※コンサート形式
[出演]ベルンハルト・ ベルヒトルト / ニコラウス・ハーグ / アレクサンダー・ピンデラク / ミヒャエル・ハヴリチェク / マルクス・マルカルト / クリスティアーネ・ カイザー / マーティン・ウィンクラー / アンドレアス・ミチュケ / スーリエ・ジラルディ / カルステン・ズュス / ギュンター・ハウマー
[指揮]アルフレート・エシュヴェ
4月9日 – 24日
トッド・マコーヴァー《ハリウッドのシェーンベルク》
[出演]マルコ・ディ・サピア / クリスティアン・グラーフ / ローレン・アルクハート / ジェフリー・トレガンツァ
[指揮]ゲーリット・ プリースニッツ
[演出]ヘレン・マコウスキー
5月14日 – 31日
ブリテン《ベニスに死す》
[出演]ライナー・トロスト / マーティン・ウィンクラー / トーマス・リヒテネッカー
[指揮]ゲーリット・ プリースニッツ
[演出]デイヴィッド・マクヴィカー
写真:Volksoper Wien
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