ロサンゼルス発 〓 ロサンゼルス・フィルの音楽監督にダニエル・ハーディング、ドゥダメルの後任

2026/05/27

ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団(Los Angeles Philharmonic)が次期音楽監督にダニエル・ハーディング(Daniel Harding)を迎えると発表した。任期は2027/2028シーズンから。2009/2010シーズンからその任にあり、2026/2027シーズンからニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団に音楽監督として移るグスターボ・ドゥダメルの後任。

ハーディングは英国オックスフォード生まれの50歳。音楽高校在学中からサイモン・ラトルのアシスタントを務め、ケンブリッジ大学在学中の1994年にバーミンガム市交響楽団を指揮してプロ・デビュー。その後、クラウディオ・アバドに認められ、1996年にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にデビュー、また、BBCプロムスにも最年少指揮者として出演した。

これまでにブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団(1999-2003)、マーラー室内管弦楽団(2003-2008)、スウェーデン放送交響楽団 (2007-2025)の音楽監督などを歴任。現在はイタリア・ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の音楽監督を務めている。

また、2016年から2019年にかけてパリ管弦楽団の音楽監督も務めたが、「パイロットになるため」と退任。その後、旅客機のパイロット試験に取得、2020年からフランスのエールフランスのパイロットとしても活動している。

これまでパリ、ミラノ、ストックホルム、チュニス便で操縦桿を握っており、2025年1月には、自ら乗務する便でサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団のメンバーをローマからパリまで運んでいる。

ロサンゼルス・フィルは今回の人事で、音楽監督にハーディング、クリエイティブ・ディレクターにエサ=ペッカ・サロネン、常任指揮者にアンナ・ハンドラーという布陣を確立。また、ラテン音楽部門と映画部門の2つの新たな芸術職を創設することも発表している。

写真:Accademia Nazionale di Santa Cecilia


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. エル=ベンドレル発 〓 パブロ・カザルス国際賞で、北村陽がドイツのアルネ・ジェスパー・ツェラーと第1位分け合う

  2. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場とサウジアラビア政府との提携話がご破算に

  3. ベルリン発 〓 ウラディーミル・ユロフスキがベルリン放送交響楽団との契約を延長

  4. ローマ発 〓 ローマ歌劇場が6月の《イル・トロヴァトーレ》の野外公演のストリーミングを開始

  5. パリ発 〓 シャンゼリゼ劇場が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  6. ロンドン発 〓 フルート界の大御所ジェームズ・ゴールウェイが純金のフルート3本を売却

  7. ベルリン発 〓 ドイツのオペラ雑誌「オペルンヴェルト」が年度賞発表

  8. オスロ発 〓 ソニア王妃国際音楽コンクールが閉幕

  9. 訃報 〓 ハロルド・バッド(84)米国の作曲家、ピアニスト

  10. 東京発 〓 N響が早くも2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  11. ニューヨーク発 〓 ウクライナ人演奏家集めた「フリーダム・オーケストラ」が欧米をツアー

  12. 訃報 〓 ヴォルフガング・ベッチャー(86)ドイツのチェロ奏者・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の元首席奏者

  13. ウィーン発 〓 国立歌劇場が新作の《カルメン》のストリーミング配信へ、カストロノーヴォの代役にベチャワ、ラチヴェリシュヴィリは現場復帰

  14. 訃報 〓 クルト・アツェスベルガー(60)オーストリアのテノール歌手

  15. 訃報 〓 ヘルムート・ヴィンシャーマン(101)ドイツの指揮者・オーボエ奏者

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。