ドイツ南部ウルムの市立劇場が次期音楽総監督に指揮者のフェリックス・ベンダー(Felix Bender)を招くと発表した。2010/2011シーズンからその任にあったティモ・ハントシュー(Timo Handschuh)の後任。任期は来シーズン2021/2022シーズンから5年。
ベンダーは旧東独ハレ生まれの35歳。フランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学で学んだ後、ワイマールの国民劇場の指揮者陣に加わり、その後、ケムニッツ市立劇場の音楽副監督を経て、2016/2017シーズンには音楽総監督を務めた。また、2018/2019年シーズンからライプツィヒ歌劇場の指揮陣の一人としても活躍している。
ウルムは「ドナウ河」沿いに発展し、ゴシック様式の「大聖堂」の尖塔は162メートルと世界一の高さを誇り、物理学者アルベルト・アインシュタインの出生地。市立劇場はヘルベルト・フォン・カラヤンがキャリアをスタートさせた劇場。以後も指揮者の登竜門となってきたことで知られ、今回も130人の応募があったという。
写真:Opernhaus Chemnitz / Uwe Meinhold
ウルム発 〓 市立劇場の次期音楽総監督にフェリックス・ベンダー
2021/03/12
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。