ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker)の2024年元旦の「ニューイヤー・コンサート」のプログラムが発表された。2024年の指揮者は、2019年に続いて2度目の登場となるクリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann)。
プログラムは以下の通りで、2024年に生誕200年を迎えるブルックナーの作品を史上初めて取り上げるのが特徴。ティーレマンは2019年からウィーン・フィルとブルックナーの交響曲全集を録音を進めており、それが10月末にリリースされるところ。取り上げるのは、4手のためのピアノ曲《カドリール》で、オーストリアの指揮者ヴォルフガング・デルナーが管弦楽用に編曲したものを演奏するという。
「ニューイヤー・コンサート」は毎年元旦、彼らが本拠地の楽友協会大ホールで行っている恒例行事。シュトラウス一家のワルツやポルカを演奏する“音楽の都からの音楽の年賀状”。2024年は全15曲のうち、ブルックナーの作品を含めて9曲が初登場となる。
…… プログラム(※が初登場)
カール・コムツァーク:アルブレヒト大公行進曲 Op.136 ※
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《ウィーンのボンボン》 Op.307
ヨハン・シュトラウス2世:フランス風ポルカ《フィガロ・ポルカ》 Op 320 ※
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:ワルツ《全世界のために》 ※
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル《ブレーキかけずに》 Op.238 Teil 2
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇《くるまば草》序曲
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《遺作のワルツ》
ヨハン・シュトラウス2世:ナイチンゲール・ポルカ Op.222 ※
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《高い泉》 Op.114 ※
ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ《ニネッタ侯爵夫人》より、新ピチカート・ポルカ Op.449
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:バレエ《イベリア半島の真珠》より、エストゥディアンティーナ・ポルカ※
カール・ミヒャエル・ツィーラー:ワルツ《ウィーン市民》 Op.419
アントン・ブルックナー:ヴォルフガング・デルナー編《カドリール》※
ハンス・クリスチャン・ロンビ:ギャロップ《あけましておめでとうございます!》 ※
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《うわごと》 Op.212
写真:Wiener Philharmoniker
ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが2024年の「ニューイヤー・コンサート」のプログラムを発表
2023/10/13
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