オペラ・オーストラリア(Opera Australia)がワーグナー《ニーベルングの指環》4部作の通し上演(チクルス)を10月に行うと発表した。チクルスは元々、新演出を中国出身の陳士争(チェン・シーゼン)が手掛け、ブリスベンで昨年11月から12月にかけて行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていた。
発表によると、チクルスは10月29日から11月20日にかけて4回繰り返され、フィリップ・オーギャンがクイーンズランド交響楽団を指揮する。キャストは、ヴォータンにダニエル ・スメギを起用。リーゼ・リンドストロームが前半2回のブリュンヒルデを歌う。後半のブリュンヒルデは、前半でジークリンデを歌うアンナ・ルイーズ・コールが歌う。
新演出を手掛ける陳は1963年、中国・長沙の生まれ。現在はニューヨークを拠点に活躍しており、劉燁(リュウ・イエ)、メリル・ストリープが出演した2007年公開の映画「アフター・ザ・レイン=原題Dark Matter」で映画監督としてもデビューしている。
写真:Opera Australia
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ブリスベン発 〓 オペラ・オーストラリアが上演を延期していた新制作の《ニーベルングの指環》4部作の通し上演を10月に
2021/02/23
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