ミラノ発 〓 スカラ座が恒例の12月7日の開幕を断念

2020/11/05

ミラノ・スカラ座(Teatro alla Scala)が恒例の12月7日の新シーズンの開幕を断念した。新型コロナウイルスの感染再拡大に伴うさまざまな規制を受けて。スカラ座は例年、街の守護聖人「聖アンブロジオ」の祭日12月7日に開幕している。

開幕に予定されていたのは、1967年以来久々となるドニゼッティの《ランメルモールのルチア》。ヤニス・コッコスが新演出を手掛け、指揮は音楽監督のリッカルド・シャイーが予定されていた。

出演はリセッテ・オロペサ、ファン・ディエゴ・フローレス他。オロペサは1955年の開幕公演《ノルマ》のタイトルロールをマリア・カラスが歌って以来、2人目のアメリカ人ソプラノとして開幕を飾るはずだった。

写真:Teatro alla Scala


関連記事

  1. パリ発 〓 ドゥダメル、2022/2023シーズンでパリ国立オペラの音楽監督を辞任

  2. ベルリン発 〓 ベルリン・シュターツカペレが無料の“出前コンサート”

  3. ワシントン発 〓 ナショナル・オペラが2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  4. ロンドン発 〓 指揮者のドナルド・ラニクルズに「サー」の称号

  5. ロンドン発 〓 「オペラ・アワード」が2022年の年間賞のノミネートを発表

  6. ハノーファー発 〓 名門レーベル「ドイツ・グラモフォン」がヨアナ・マルヴィッツと契約、女性指揮者は二人目

  7. ブダペスト発 〓 ハンガリー国立歌劇場が世界初演されたばかりのエトヴェシュの新作《ヴァルスカ》を無料ストリーミング配信

  8. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立歌劇場が新制作の《魔弾の射手》をライブ配信

  9. コブレンツ発 〓 指揮者ギャリー・ウォーカーが今シーズン限りでライン州立フィルハーモニー管の首席指揮者を退任

  10. ウィーン発 〓 クラウス・マケラがウィーン・フィルにデビュー

  11. 東京発 〓 「全国共同制作オペラ」が2024年度にプッチーニ《ラ・ボエーム》を新制作、指揮は井上

  12. リガ発 〓 ラトビア国立響の次期音楽監督兼芸術監督にフィンランドの若手タルモ・ペルトコスキ

  13. グラーツ発 〓 グラーツ歌劇場が首席指揮者を務めるヴァシリス・クリストプーロスとの契約を延長

  14. ロンドン発 〓 イングリッシュ・ナショナル・オペラが5年かけ、新しい《ニーベルングの指環》

  15. マルティナ・フランカ発 〓 ヴァッレ・ディートリア音楽祭が2025年の公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。