ベルリン発 〓 バレンボイムがパーキンソン病を患っていることを自ら公表

2025/02/09

ダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)が6日、声明を出してパーキンソン病を患っていることを明らかにした。2022年末に深刻な神経疾患と診断されており、2023年初めに30年以上務めたベルリン州立歌劇場の音楽総監督を辞任したのは、それを受けての決断だったという。

バレンボイムは昨年11月で82歳。今回の声明では健康が許す限り活動はできるかぎり続けることも表明。設立に関わり昨年25周年を迎えたウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団をさせることが自分にとっての最優先事項と強調、夏のツアーを指揮することも明らかにした。

また、「今後も可能な限り多くの公務を続けるつもりだ」と述べており、ベルリンのバレンボイム・サイード・アカデミーでも引き続き教える意欲を見せており、、「もし私が演奏できないとしたら、それは私の健康状態がそれを許さないからだ」と結んでいる。

写真:Lucerne Festival


関連記事

  1. ベルリン発 〓 ベルリン州立オペラが新制作の《フィガロの結婚》をライブ・ストリーミング

  2. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場がゲルブ総裁との契約を延長

  3. 東京発 〓 日本フィルが2024/2025シーズンの定期演奏会のラインナップを発表

  4. ラス・パルマス発 〓 グラン・カナリア・フィルが首席指揮者兼芸術監督のカレル・マーク・チチョンとの契約を延長

  5. 訃報 〓 オシアン・グウィン・エリス(92)英国のハーピスト

  6. ウィーン発 〓 ウィーン響の首席客演指揮者にフランスの若手マリー・ジャコー

  7. ヴロツワフ発 〓 エッシェンバッハが生まれ故郷にあるNFMヴロツワフ・フィルの音楽監督に

  8. ボストン発 〓 ネルソンズがボストン響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管との契約を延長

  9. 東京発 〓 指揮者の秋山和慶が引退を発表

  10. ニューヨーク発 〓 全米は3月いっぱい公演キャンセル、アンドレ・リュウもツアー中止

  11. 東京発 〓 新国立劇場がオペラ部門の芸術監督を務める大野和士との契約を延長

  12. ロンドン発 〓 英国のロイヤル・オペラが2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  13. ミラノ発 〓 スカラ座が新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  14. ベルリン発 〓 ドイツ・オペラが新シーズン、2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  15. ミラノ発 〓 スカラ座の理事会が総裁のドミニク・マイヤー、音楽監督のリッカルド・シャイーの任期を1年延長へ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。