ダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)が6日、声明を出してパーキンソン病を患っていることを明らかにした。2022年末に深刻な神経疾患と診断されており、2023年初めに30年以上務めたベルリン州立歌劇場の音楽総監督を辞任したのは、それを受けての決断だったという。
バレンボイムは昨年11月で82歳。今回の声明では健康が許す限り活動はできるかぎり続けることも表明。設立に関わり昨年25周年を迎えたウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団をさせることが自分にとっての最優先事項と強調、夏のツアーを指揮することも明らかにした。
また、「今後も可能な限り多くの公務を続けるつもりだ」と述べており、ベルリンのバレンボイム・サイード・アカデミーでも引き続き教える意欲を見せており、、「もし私が演奏できないとしたら、それは私の健康状態がそれを許さないからだ」と結んでいる。
写真:Lucerne Festival
ベルリン発 〓 バレンボイムがパーキンソン病を患っていることを自ら公表

2025/02/09
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