米国のインディアナポリス交響楽団(Indianapolis Symphony Orchestra)が次期音楽監督にドイツの指揮者、準・メルクル(Jun Märkl)を迎えると発表した。音楽監督のポストは、クシシュトフ・ウルバンスキが2021年に退任した後、空席になっていた。任期は2025/2026シーズンからで、メルクルはこのシーズンからオランダ・ハーグのレジデンティ管弦楽団の首席指揮者にも就任する。
メルクルはミュンヘン生まれの65歳。ドイツ人の父と日本人の母を持ち、ハノーファー音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮を学び、その後、セルジュ・チェリビダッケに師事。また、小澤征爾の下で研鑽を積んだ。1991年に若くしてザールラント州立劇場の音楽総監督に就任して話題を呼んだ(-1994)。
その後、マンハイム国民劇場(1994-2000)、リヨン国立管弦楽団(2005-2011)、ライプツィヒのMDR交響楽団(2007-2012)などの音楽監督、首席指揮者を歴任。2021/2022シーズンからはマレーシア・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、台湾の国家交響楽団の芸術顧問も務めている。
写真:Indianapolis Symphony Orchestra / Thomas j. Russo
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インディアナポリス発 〓 準・メルクルがインディアナポリス響の音楽監督に
2024/01/24
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