ドイツのオペラ雑誌「オペルンヴェルト=Opernwelt」が「オブ・ザ・イヤー2020」を発表した。「オブ・ザ・イヤー」は欧米の音楽関係の評論家や記者50名の記名投票で選ばれている。今年の「オペラハウス」はフランクフルト歌劇場とジュネーブ歌劇場が同じ票数で分け合った。主な受賞者は以下の通り。
[オペラハウス]フランクフルト歌劇場 / ジュネーブ歌劇場
[女性歌手]マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)
=バイエルン州立歌劇場の《死の街》マリエッタとマリー役、アン・デア・ウィーン劇場の《サロメ》のタイトルロールが評価された。受賞は4回目。
[男性歌手]ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキ(カウンターテナー)
=バーデン州立歌劇場でのヘンデルの《トレメオ》のタイトルロールが評価された。
[若手アーティスト]ニコール・シュヴァリエ(ソプラノ)
=アン・デア・ウィーン劇場の《皇帝ティートの慈悲》のヴィテリア役、ザルツブルク音楽祭の《イドメネオ》のエレットラ役が評価された。
[プロダクション]バイロイト音楽祭のワーグナー《タンホイザー》
[演出家]トビアス・クラッツァー
=バイロイト音楽祭のワーグナー《タンホイザー》を演出
[初演]ウィーン国立歌劇場のオルガ・ノイヴィルト《オルランド》 / デンマーク王立劇場のハンス・アブラハムの《雪の女王》
[再発見]パウル・デッサウ《ランツィロット》
=ワイマール国民劇場による蘇演
[オーケストラ]バイエルン州立歌劇場管弦楽団
=9回目の受賞、連続7年の受賞。
[コーラス]シュトゥットガルト州立歌劇場合唱団
=13回目の受賞
[指揮者]キリル・ペトレンコ
写真:Bayreuther Festspiel
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