石川県金沢市を本拠地とするオーケストラ・アンサンブル金沢(Orchestra Ensemble Kanazawa)が新設のアーティスティック・リーダーに指揮者の広上淳一を迎えると発表した。任期は2022年9月1日から。広上は2022年3月で、2008年からその任にある京都市交響楽団の常任指揮者を退任することが決まっている。
アーティスティック・リーダーは現在の芸術監督に代えて新設されるポストで、現在の芸術監督マルク・ミンコフスキは2022年7月末で退任する。広上は2003年の初共演以来、オーケストラ・アンサンブル金沢には20回客演しており、アーティスティック・リーダー就任に先立ち、2022年4月1日よりアドバイザーとして新シーズンのプログラム作成に携わるという。
広上は1958年、東京生まれの63歳。東京音楽大学卒業後、1984年の第1回「キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」で優勝。その後、スウェーデンのノールショピング交響楽団の首席指揮者(1991-1995)、日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者(1991-2000、米国のコロンバス交響楽団の音楽監督(2006-2008)などを歴任してきた。
写真:AMATI
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金沢発 〓 広上淳一、オーケストラ・アンサンブル金沢のアーティスティック・リーダーに
2022/01/13
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