ア・コルーニャ発 〓 ガリシア響の次期首席指揮者にロベルト・ゴンサレス=モンハス

2022/10/07

スペインのガリシア交響楽団(Sinfónica de Galicia)が次期首席指揮者にロベルト・ゴンザレス=モンハス(Roberto González-Monjas)を迎えると発表した。2013年からその任にあるディーマ・スロボデニュークの後任で、任期は3年。ゴンサレス=モンハスは2005年から2007年にかけてオーケストラのコンサートマスターを務めていた。

ゴンザレス=モンハスはスペイン北部バリャドリッド生まれの34歳。ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校で学んでガリシア交響楽団のコンサートマスターを経て、2014年から2020年までローマのサンタ・チェチーリア国立管弦楽団のコンサートマスターを務めた。

その後、スイス最古の楽団として知られるヴィンタートゥール・ムジークコレギウムのコンサートマスターを務め、2021/2022シーズンからは首席指揮者を務めている。また、2021年には、ベルギー国立管弦楽団の首席客演指揮者に就任した。

ガリシア交響楽団は1992年、スペイン北西部の大西洋に面した港湾都市ア・コルーニャを本拠地に創設されたオーケストラ。多彩なゲスト招聘、動画投稿サイト「YouTube」への取り組み、イタリアのロッシーニ・オペラ・フェスティバルへの客演など、アグレッシブな活動で知られる。

写真:Marco Borggreve


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