ローマ発 〓 レヴァイン、次はサンタ・チェチーリア国立アカデミー管

2020/09/19

ジェームズ・レヴァイン(James Levine)がサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団(L’Orchestra dell’Accademia Nazionale di Santa Cecilia)の指揮台に立つことが明らかになった。2020/2021シーズンを締め括る6月17、18、19日のコンサートを指揮する。指揮するのは、シューベルトの交響曲第5番他。

レヴァインは現在、77歳。1970年代から40年間にわたってメトロポリタン歌劇場の音楽監督・芸術監督を務めたが、過去の男性音楽家に対するセクハラ行為から2018年3月に解雇された。一時は解雇をめぐって歌劇場と訴訟合戦になったが、裁判開始前の2019年8月に和解が成立したが、解雇以来、指揮台には立っていない。

いまのところ復帰第1弾として伝えられるのは、2021年1月に行われるフィレンツェ歌劇場管弦楽団のコンサート。ベルリオーズの《ファウストの劫罰》、ブラームスの《ドイツ・レクイエム》、モーツァルトの後期三大交響曲などを指揮することが決まっている。

写真:AP / Mary Altaffer


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