サンディエゴ発 〓 サンディエゴ交響楽団の新しい本拠地「レイディ・シェル」がオープン

2021/08/12

米国のサンディエゴ交響楽団(San Diego Symphony)の本拠地ともなる野外ホール「レイディ・シェル」が8月6日に開場した。

オープニング・コンサートは音楽監督を務めるラファエル・パヤーレが指揮台に立ち、パヤーレの妻でチェリストのアリサ・ワイラーシュタイン、ピアノのジャン=イヴ・ティボーデが出演した。

サンディエゴのベイ・エリアにオープンした「レイディ・シェル」は貝殻の中にステージが設けられたようなデザインで、総工費8500万ドル(約93億円)。サンディエゴ交響楽団の公演を含めて年間100公演が行われる予定で、エンターテーメントの一大拠点となることも期待されている。

雨が少ない西海岸らしいコンセプトで、客席の収容人員は1万人。食事を楽しみながら出し物を楽しめるテーブル席なども備え、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団にとってのハリウッド・ボウル的な存在。

サンディエゴ交響楽団は1910年の創設で、ベネズエラ出身のパヤーレが2019/2020シーズンから音楽監督を務めている。

写真:San Diego Symphony


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. 訃報 〓 ラインベルト・デ・レーウ(81)オランダの指揮者、ピアニスト、作曲家

  2. ドレスデン発 〓 指揮者のヤノフスキがドレスデン・フィルとの契約を延長

  3. タリン発 〓 エストニア国立響の次期音楽監督にオラリー・エルツ

  4. ベルリン発 〓 コーミッシェ・オーパーが5月1日までの公演をキャンセル、4月の公演のキャンセルはドイツでは初めて

  5. オスロ発 〓 音楽監督のクラウス・マケラがチェロ奏者としてオーケストラと共演

  6. ウィーン発 〓 バルトリが国立歌劇場にデビュー!

  7. ロンドン発 〓 王立音楽院がパッパーノ、カウフマンに名誉博士号

  8. トリノ発 〓 トリノ歌劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表、ムーティは《仮面舞踏会》を指揮

  9. ミラノ発 〓 スカラ座が恒例の12月7日の開幕を断念

  10. ロンドン発 〓 ソプラノのヨンチェヴァがウィグモアホールへの出演をツイッターで訂正

  11. パレルモ発 〓 マッシモ劇場が新制作のベッリーニ《海賊》をストリーミング配信

  12. 東京発 〓 紀尾井ホール室内管弦楽団の次期首席指揮者にトレヴァー・ピノック

  13. アムステルダム発 〓 オランダ国立オペラの次期首席指揮者にロレンツォ・ヴィオッティ

  14. ウィーン発 〓 ソプラノのニーナ・シュテンメが国立歌劇場の名誉会員に

  15. ウィーン発 〓 アン・デア・ウィーン劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。