パブロ・エラス=カサド(Pablo Heras-Casado)がグラナダ国際芸術祭の芸術監督を辞任した。理由は「フェスティバル以外の個人的な理由」。エラス=カサドは2017年から国際音楽舞踏祭の芸術監督を務めてきた。1977年、グラナダの生まれ。7歳で合唱を、9歳でピアノを始める。グラナダ音楽院で学ぶかたわら、グラナダ大学で美術史と演劇を専攻。2007年にルツェルン音楽祭の指揮者コンクールで優勝して注目を集めた。
交響曲からオペラまで幅広く手掛け、フライブルク・バロック管弦楽団との共演でバロック音楽にも積極的。現代音楽の分野でも活躍が目立ち、2011年には細川俊夫のオペラ《松風》の世界初演を手掛けた。2012年からはニューヨークのセント・ルークス管弦楽团の首席指揮者を務め、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団など著名なオーケストラへの客演も多い。
写真:pabloherascasado.com
グラナダ発 〓 パブロ・エラス=カサドが国際音楽舞踏祭の芸術監督を辞任
2019/11/30
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