グラナダ発 〓 パブロ・エラス=カサドが国際音楽舞踏祭の芸術監督を辞任

2019/11/30

パブロ・エラス=カサド(Pablo Heras-Casado)がグラナダ国際芸術祭の芸術監督を辞任した。理由は「フェスティバル以外の個人的な理由」。エラス=カサドは2017年から国際音楽舞踏祭の芸術監督を務めてきた。1977年、グラナダの生まれ。7歳で合唱を、9歳でピアノを始める。グラナダ音楽院で学ぶかたわら、グラナダ大学で美術史と演劇を専攻。2007年にルツェルン音楽祭の指揮者コンクールで優勝して注目を集めた。

交響曲からオペラまで幅広く手掛け、フライブルク・バロック管弦楽団との共演でバロック音楽にも積極的。現代音楽の分野でも活躍が目立ち、2011年には細川俊夫のオペラ《松風》の世界初演を手掛けた。2012年からはニューヨークのセント・ルークス管弦楽团の首席指揮者を務め、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団など著名なオーケストラへの客演も多い。

写真:pabloherascasado.com

関連記事

  1. パリ発 〓 フランス国立管の組合がフランス放送フィルのストライキに同調

  2. ビトリア発 〓 指揮者のファンホ・メナがアルツハイマー病と診断されたことを明らかに

  3. マドリッド発 〓 スペイン政府が非常事態を再度宣言、夜間外出禁止

  4. エル=ベンドレル発 〓 パブロ・カザルス国際賞で、北村陽がドイツのアルネ・ジェスパー・ツェラーと第1位分け合う

  5. オビエド発 〓 スペインのアストゥリアス公国州響の音楽監督にポルトガルの指揮者ヌーノ・コエーリョ

  6. バリャドリッド発 〓 カスティーリャ・イ・レオン響の次期首席指揮者にティエリー・フィッシャー

  7. タリン発 〓 エストニア国立響の次期音楽監督にオラリー・エルツ

  8. バルセロナ発 〓 スペインのカダケス管が活動を停止

  9. 東京発 〓 ドミンゴが東京五輪イベントへの出演を辞退

  10. 東京発 〓 ロイヤル・オペラ・ハウス「シネマシーズン2019/20」スケジュール発表

  11. 訃報 〓 ジェシー・ノーマン(74)米国のソプラノ歌手

  12. ベルリン発 〓 「オパー・マガジン」が新しいオペラの年間賞を創設

  13. 訃報 〓 ディナ・ウゴルスカヤ(46)旧ソ連出身のドイツのピアニスト

  14. サンタンデール発 〓 第20回「パロマ・オシェイ・サンタンデール国際ピアノ・コンクール」でカナダ出身のイェーデン・イジク=ドズルコが優勝

  15. サンティアゴ・デ・コンポステーラ発 〓 2022年12月をもって、ポール・ダニエルがスペインのガリシア王立フィルの芸術監督を退任

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。