ロンドン発 〓 ユロフスキがロンドン・フィルと《リング》チクルス

2019/11/07

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(London Philharmonic Orchestra)が2021年1月末から2月初旬にかけ、首席指揮者のウラディーミル・ユロフスキ(Vladimir Jurowsky)の指揮で、ワーグナー《ニーベルングの指環》全4部作の通し上演に挑むことになった。ユロフスキは2021/2022シーズンからバイエルン州立歌劇場の音楽総監督に就任することが決まっている。

会場は彼らの本拠地であるロイヤル・フェスティバル・ホール。上演はセミ・ステージ・スタイルで行われる。4部作を通し上演するサイクルは2回行われ、1回目のサイクルは、1月25日(ラインの黄金)、27日(ワルキューレ)、29日(ジークフリート)、31日(神々の黄昏)。2回目は2月5日、6日、8日、10日に行われる。

[ラインの黄金] 1月25日・2月5日
 ヴォータン:デレク・ウェルトン
 アルベリヒ:ロバート・ヘイワード
 ローゲ:クリスティアン・エルスナー
 ファーゾルト:アンドリー・ゴンジュコフ
 ファーフナー:アンドリュー・ハリス
 ミーメ:エイドリアン・トンプソン
 フリッカ:カイ・リューテル
 エルダ:パトリシア・バードン
 フライア:イヴォナ・ソボトカ
 フロー:アラン・クレイトン
 ドンナー:ボリス・ピンハソヴィチ
 ヴォークリンデ:アリーナ・アダムスキー
 ヴェルグンデ:エリザベス・アサートン
 フロースヒルデ:アンハラード・リドン

[ワルキューレ] 1月27日・2月6日
 ジークムント:ブルクハルト・フリッツ
 ジークリンデ:ルクサンドラ・ドノーセ
 フンディング:ブラインドリー・シャラット
 ヴォータン:マシュー・ローズ
 フリッカ:カイ・リューテル
 ブリュンヒルデ:Svetlana Sozdateleva
 ゲルヒルデ:ナターリャ・ロマニウ
 ヘルムヴィーゲ:シネイド・キャンベル=ウォレス
 オルトリンデ:Gabriela Iştoc
 ヴァルトラウテ:クレア・バーネット=ジョーンズ
 ジークルーネ:Angela Simkin
 ロスヴァイセ:ウォリス・ジュンタ
 シュヴェルトライテ:クラウディア・ハックル
 グリムゲルデ:レイチェル・ロイド


[ジークフリート] 1月28日・2月8日
 ジークフリート:トルステン・ケール
 ミーメ:エイドリアン・トンプソン
 さすらい人:未定
 アルベリヒ:ロバート・ヘイワード
 ファーフナー:アンドリュー・ハリス
 ブリュンヒルデ:エレナ・パンクラトヴァ
 エルダ:パトリシア・バードン
 森の小鳥:アリーナ・アダムスキー


[神々の黄昏] 1月31日・2月10日
 ジークフリート:トルステン・ケール
 グンター:スティーヴン・ガッド
 ハーゲン:ブリンドリー・シェラット
 アルベリヒ:ロバート・ヘイワード
 ブリュンヒルデ:リーゼ・リンドストローム
 グートルーネ:アンナ・サムイル
 ヴァルトラウテ:カイ・リューテル
 第1のノルン:アンハラード・リドン 
 第2のノルン:ウォリス・ジュンタ
 第3のノルン:エリザベス・アサートン


写真:London Philharmonic Orchestra / Chri


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ロンドン発 〓 指揮者のドナルド・ラニクルズに「サー」の称号

  2. エディンバラ発 〓 国際芸術祭がリネハン総監督との契約を2022年まで延長

  3. リバプール発 〓 ロイヤル・リバプール・フィルの次期首席指揮者にドミンゴ・インドヤン

  4. オールドバラ発 〓 ついにオールドバラ音楽祭も中止、新型コロナウイルスの感染拡大で

  5. パリ発 〓 ゼネスト、パリ国立オペラを直撃

  6. バーミンガム発 〓 ミルガ・グラジニーテ=ティーラが新型コロナウイルス検査で陽性反応

  7. 訃報 〓 ギヤ・カンチェリ(84)ジョージア出身の作曲家

  8. ザルツブルク発 〓 暴力事件で謹慎中のガーディナー、来夏のザルツブルク音楽祭で現場復帰か?

  9. ロンドン発 〓 アンドルー・ロイド・ウェバーの新作ミュージカル《シンデレラ 》の開幕を延期

  10. ロンドン発 〓 フェリックス・ミルデンベルガーが「ドナテッラ・フリック指揮者コンクール」で優勝

  11. ウィーン発 〓 作曲家ジョン・ウィリアムズがついにウィーン・フィルを指揮

  12. ベルリン発 〓 第2回「オーパス・クラシック賞」決まる

  13. 訃報 〓 ジョーゼフ・ホロヴィッツ(95)英国の作曲家

  14. トゥールーズ発 〓 トゥガン・ソヒエフがキャピトル国立管との契約を延長

  15. ロンドン発 〓 ティルソン・トーマスがマーラーの交響曲第3番で、終楽章の演奏前に舞台を降りようとするハプニング

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。