ロサンゼルス発 〓 ドミンゴがロサンゼルス・オペラの総監督を辞任

2019/10/04
【最終更新日】2019/10/17

セクシャル・ハラスメント疑惑が浮上している世界的なオペラ歌手のプラシド・ドミンゴ(78)が2日、ロサンゼルス・オペラの総監督を辞任した。また、来年2~3月に予定されていた公演への出演を取りやめることを明らかにした。ロサンゼルス・オペラには1980年代の創設時から関わり、2003年に総監督に就任。魅力的なラインナップの立案、出演者の確保、自らの出演で歌劇場の名声を高めてきた。

ドミンゴのセクハラ疑惑は8月にAP通信が報じ、これまでに歌手、ダンサー、音楽家、声楽教師、舞台裏スタッフたちが30人以上が被害を告発。ロサンゼルス・オペラは第三者による内部調査を進めているが、まだ調査結果は出ていない。その一方で米国では、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、フィラデルフィア管弦楽団など出演をキャンセルする団体が出ている。

ロサンゼルス・オペラに宛てた文書でドミンゴは、自身に対するセクハラ告発により「わたしが愛してやまないロサンゼルス・オペラで責務を果たすことが難しくなった」と指摘。「汚名挽回に引き続き取り組む一方で、わたしが総監督を辞任し今後予定されている公演から降板することが、ロサンゼルス・オペラにとって最善だと判断した」と述べている。

写真:Los Angeles Opera


関連記事

  1. フランクフルト発 〓 hr響の次期首席指揮者にアラン・アルティノグリュ

  2. ベルリン発 〓 第2回「オーパス・クラシック賞」決まる

  3. パリ発 〓 ゼネスト、パリ国立オペラを直撃

  4. タリン発 〓 エストニア国立響の次期音楽監督にオラリー・エルツ

  5. モントリオール発 〓 テノールのジョセフ・カイザーが来年まで出演をキャンセル

  6. 訃報 〓 周文中, アメリカの作曲家・教育者

  7. ロンドン発 〓 置き忘れたヴァイオリン、スティーブン・モリスに戻る

  8. ボストン発 〓 ボストン響が東アジア・ツアーを中止

  9. 訃報 〓 エリオ・ボンコンパーニ, イタリアの指揮者

  10. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場がゲルブ総裁との契約を延長

  11. 訃報 〓 ジェシー・ノーマン, 米国のソプラノ歌手

  12. 訃報 〓 ジョナサン・ミラー, 英国の演出家

  13. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン国際音楽コンクールのチェロ部門で佐藤晴真が優勝

  14. ニューヨーク発 〓 ラトルが《薔薇の騎士》で1日だけ代役を依頼

  15. ニューヨーク発 〓 カーネギー・ホールが7月末までの公演をすべてキャンセル

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。