ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(Metropolitan Opera)が「ウクライナのためのコンサート」の開催を発表した。指揮は音楽監督のヤニック・ネゼ=セガン。コンサートはライブ・ストリーミング配信され、ロシアの侵略で多くの犠牲者を出しているウクライナへの連帯を全世界に発信する。収益は救援活動に寄付される。
コンサートが行われるのは3月14日午後6時から。ウクライナ国歌の演奏の後、ウクライナの作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフの《ウクライナへの祈り》、バーバーの《弦楽のためのアダージョ》、ヴェルディ《ナブッコ》から第3幕の合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”、ソプラノのリゼ・ダヴィドセンの独唱でリヒャルト・シュトラウス《4つの最後の歌》などを演奏する。
また、ベートーヴェンの交響曲第9番から第4楽章のフィナーレも演奏。歌手陣はエルザ・ファン・デン・ヘーヴァー、ジェイミー・バートン、ピョートル・ベチャワ、ライアン・スピード・グリーンエルザ・ヴァン・デン・ヒーバー、ジェイミー・バートン、ピョートル・ベッツァワ、ライアン・スピード・グリーンという顔ぶれ。
ピーター・ゲルブ総裁は声明の中で「ウクライナの罪のない犠牲者に我々の連帯を届けたいのです。私たちのパフォーマンスの力が芸術的な慰めになることを願っています。また、世界中の人の気持ちがわかる人に寄付を促すことに繋がれば」と述べている。
また、ネゼ=セガンも「音楽には本当に癒しの力があります。この特別なコンサートが、苦しんでいるウクライナの人々への揺るぎないサポートを示すことになればと願っています。危機の時には、芸術家が団結し、私たちの仕事を通して慰めと感動を提供することが非常に重要です」。
写真:Metropolitan Opera / Jonathan Tichler
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ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が14日に特別コンサート、ウクライナへの連帯を全世界に発信
2022/03/08
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