ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が14日に特別コンサート、ウクライナへの連帯を全世界に発信

2022/03/08

ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(Metropolitan Opera)が「ウクライナのためのコンサート」の開催を発表した。指揮は音楽監督のヤニック・ネゼ=セガン。コンサートはライブ・ストリーミング配信され、ロシアの侵略で多くの犠牲者を出しているウクライナへの連帯を全世界に発信する。収益は救援活動に寄付される。

コンサートが行われるのは3月14日午後6時から。ウクライナ国歌の演奏の後、ウクライナの作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフの《ウクライナへの祈り》、バーバーの《弦楽のためのアダージョ》、ヴェルディ《ナブッコ》から第3幕の合唱“行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って”、ソプラノのリゼ・ダヴィドセンの独唱でリヒャルト・シュトラウス《4つの最後の歌》などを演奏する。

また、ベートーヴェンの交響曲第9番から第4楽章のフィナーレも演奏。歌手陣はエルザ・ファン・デン・ヘーヴァー、ジェイミー・バートン、ピョートル・ベチャワ、ライアン・スピード・グリーンエルザ・ヴァン・デン・ヒーバー、ジェイミー・バートン、ピョートル・ベッツァワ、ライアン・スピード・グリーンという顔ぶれ。

ピーター・ゲルブ総裁は声明の中で「ウクライナの罪のない犠牲者に我々の連帯を届けたいのです。私たちのパフォーマンスの力が芸術的な慰めになることを願っています。また、世界中の人の気持ちがわかる人に寄付を促すことに繋がれば」と述べている。

また、ネゼ=セガンも「音楽には本当に癒しの力があります。この特別なコンサートが、苦しんでいるウクライナの人々への揺るぎないサポートを示すことになればと願っています。危機の時には、芸術家が団結し、私たちの仕事を通して慰めと感動を提供することが非常に重要です」。

写真:Metropolitan Opera / Jonathan Tichler


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場がラインナップ発表、“Nightly Met Opera Streams”の第53週

  2. ボストン発 〓 ボストン響がレイオフに続き、平均37%の報酬カット

  3. ライプツィヒ発 〓 ブロムシュテットがモーツァルトの新発見作品を早くも録音

  4. ヴェネツィア発 〓 フェニーチェ劇場が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  5. 東京発 〓 都響の新たなコンサートマスターに水谷晃

  6. ハンブルグ発 〓 ハンブルグ市がメルケル首相をテーマにしたオペラを制作

  7. 青島発 〓 メニューイン音楽学校が青島に中国校

  8. ブリュッセル発 〓 モネ劇場が新制作の“リング・チクルス”を締め括るワーグナー《神々の黄昏》をストリーミング配信

  9. ベルリン発 〓 ベルリン・ドイツ・オペラが2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  10. ムンバイ発 〓 2024年の「オペラリア」は米国のソプラノ歌手キャスリーン・オマラ、中国のバス・バリトン歌手ル・ブが優勝

  11. グラインドボーン発 〓 代役の呼び寄せに音楽祭がヘリコプターを手配、老舗の貫禄

  12. ドレスデン発 〓 指揮者のヤノフスキがドレスデン・フィルとの契約を延長

  13. 東京発 〓 東京交響楽団が2023年度のライブ・ストリーミングのラインナップを発表

  14. 訃報 〓 ヤープ・シュレーダー(95)オランダのヴァイオリン奏者

  15. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立歌劇場が13日、ドイツの歌劇場のトップを切って再開場

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。