ニューヨーク発 〓 音楽マネージメント大手コロンビア・アーティスツが経営破綻

2020/09/01

かつて世界最強の音楽事務所と知られたコロンビア・アーティスツ(Columbia Artists Management, Inc.)が31日付で経営破綻した。コロナ禍の直撃を受けた格好。負債総額などは明らかにされていない。

通称「CAMI」の創設は1930年。カーネギーホールのすぐ近くに事務所を構え、2015年に亡くなったロナルド・ウイルフォードが1970年代からオーケストラの音楽監督を斡旋する路線を採用して急成長、ウィルフォードは「指揮者を指揮する男」とまで呼ばれた。

一時はヘルベルト・フォン・カラヤン以下、クラウディオ・アバドやリッカルド・ムーティ、小澤征爾といった指揮者、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチやマウリツィオ・ポリーニ、ホセ・カレーラスらスター演奏家のほとんどのマネージメントを手掛けていた。

写真:Columbia Artists


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