アスペン発 〓 ソプラノのルネ・フレミングが演出家デビュー

2025/02/21

米国を代表するソプラノ歌手のルネ・フレミング(Renée Fleming)がこの夏のアスペン音楽祭で、モーツァルトのオペラ《コジ・ファン・トゥッテ》の演出を手掛けることになった。フレミングはケネディー・センターの芸術顧問を務めていた2021年、センターにあるナショナル・オペラで《コジ・ファン・トゥッテ》を演出する予定だったが、コロナ禍で上演が中止され、今回が演出家デビューとなる。

フレミングは2019年から、音楽祭のオペラ部門の芸術監督を務めている。7月21日から26日にかけて3回行われる今回の公演はもう一人の芸術監督パトリック・サマーズが指揮、音楽祭で学ぶ学生キャストが出演する。フレミングは物語の舞台を1980年代の高校に置き換えるという。本人は「80年代前半はジェーン・フォンダのエアロビクスが流行っていました」。

フレミングはインディアナ生まれ、ロチェスター育ちの66歳。米国を代表するオペラ歌手として国際的な活躍を続け、2017年にオペラから引退。一方、2016年からはワシントンのケネディーセンターの芸術顧問を務めていたが、トランプ政権誕生で大統領がデビッド・ルーベンスタイン会長、デボラ・ラター理事長ら経営陣を更迭したのを受け、芸術顧問を辞任した。

写真:Aspen Music Festival And School


  音楽祭プロフィールはこちら ▷


関連記事

  1. ロサンゼルス発 〓 女性指揮者描いた映画『TAR/ター』が作品賞を含めアカデミー賞6部門にノミネート

  2. ワシントン発 〓 「トランプ・ケネディー・センター」がナショナル・オペラを“追放”

  3. ロサンゼルス発 〓 メータが古巣のロサンゼルス・フィルを指揮して現場復帰

  4. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭が今後の計画を発表、音楽祭150周年の2026年から新しい《指環》

  5. ザルツブルク発 〓 ロバート・ウィルソン演出の《メサイア》で2020年のモーツァルト週間が開幕

  6. オールドバラ発 〓 2018年の音楽祭は第70回

  7. ベルガモ発 〓 ドニゼッティ・オペラ・フェスティバルが2025年の公演ラインナップを発表

  8. アスコーナ発 〓 アスコーナ音楽週間の芸術監督にクリストフ・ミュラー

  9. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場は新型コロナウイルスのワクチン接種義務付け

  10. グラーツ発 〓 サンクト=マルガレーテンの野外オペラが開催を断念

  11. エクス=アン=プロヴァンス発 〓 夏のフェスティバルが2025年の公演ラインナップを発表

  12. ロサンゼルス発 〓 ルドウィグ・ゴランソンが映画『オッペンハイマー』の音楽で2度目の作曲賞

  13. バーデン=バーデン発 〓 復活祭音楽祭の開催を断念

  14. フィラデルフィア発 〓 マリン・オールソップがフィラデルフィア管の首席客演指揮者に

  15. ボーフム発 〓 演出家のリディア・スタイアーがルール・トリエンナーレの芸術監督に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。