ボーフム発 〓 ボーフム響の音楽総監督を務めるトンチエ・チュアンが任期満了の2025/2026シーズンで退任

2024/07/18

ドイツのボーフム交響楽団(Bochumer Symphoniker)の音楽総監督の退任を発表した。退任するのは2021年からその任にある台湾出身の指揮者トンチエ・チュアン(TungChieh Chuang・莊東杰)で、2025/2026シーズンが最後のシーズンとなる。

チュアンは42歳。音楽一家に生まれ、台湾でホルンとピアノを学び、米国フィラデルフィアのカーティス音楽院、ドイツのワイマール・フランツ・リスト音楽大学で学んだ。コペンハーゲンで行われている「マルコ国際指揮者コンクール」で2015年に優勝している。

ボーフムはドイツ西部ルール工業地帯を構成する都市で、エッセンとドルトムントとのほぼ中間に位置する。かつては炭鉱と鉄鋼の町で、オペルの企業城下町としても知られた。また、地元サッカークラブ「VfLボーフム」には元日本代表の小野伸二や乾貴士が在籍していた。


関連記事

  1. サクラメント発 〓 ホログラムで再現されたマリア・カラスがオーケストラと共演

  2. ザールブリュッケン発 〓 指揮者のインキネンがザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルとの契約を延長

  3. 訃報 〓 ハリー・クプファー(84)ドイツの演出家

  4. ザルツブルク発 〓 モーツァルテウム管の次期首席指揮者にスペインのロベルト・ゴンザレス=モンハス

  5. 訃報 〓 大町陽一郎(90)日本の指揮者

  6. クラクフ発 〓 作曲家ペンデレツキの国葬が故郷クラクフで

  7. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が“Nightly Met Opera Streams”の第8週のラインナップを発表

  8. グラインドボーン発 〓 代役の呼び寄せに音楽祭がヘリコプターを手配、老舗の貫禄

  9. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン・オペラ・フェスティバル、2020年の新作披露は《ファルスタッフ》と《カストールとポリュックス》

  10. ライプツィヒ発 〓 指揮者界の最長老ブロムシュテットが今週末、ゲヴァントハウス管を指揮してステージに復帰

  11. ジュネーブ発 〓 ジュネーブ国際コンクールのフルート部門はエストニア出身のエリザヴェータ・イヴァノヴァが優勝

  12. ベルリン発 〓 第2回「オーパス・クラシック賞」決まる

  13. 東京発 〓 久石譲が新作交響曲を自ら世界初演、創立50周年を迎える新日本フィルの2021/2022シーズンのオープニング・コンサートで

  14. 東京発 〓 指揮者の小林研一郎にハンガリーの最高位の勲章「大十字功労章」

  15. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。