ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)が新制作のモーツァルト《魔笛》の指揮者交代を発表した。予定ではフランツ・ヴェルザー=メスト(Franz Welser-Möst)が指揮する予定だったが、体調不良で降板せざるを得なくなり、ベルトラン・ド・ビリーが代役を務める。
新制作の《魔笛》はバルボラ・ホラコヴァーが新演出を手掛け、1月27日に初日を迎える。ゲオルク・ツェッペンフェルト、ユリアン・プレガルディエン、セレーナ・センツ、スラーヴカ・ザメチュニコヴァー、ルートヴィヒ・ミッテルハンマーらが出演する。
ウェルザー=メストはオーストリア・リンツ生まれの64歳。2023年9月、癌治療で12ヶ月から16ヶ月の治療を受ける必要があると発表して活動を一時休止したが、2024年1月に現場復帰。8月から9月にかけ、音楽監督を務めるクリーブランド管弦楽団とのヨーロッパ・ツアーを終えた後、新シーズンの開幕から年末まで活動を休止して免疫療法を受けていた。その後、予期せぬ副作用が出ているという。
写真:Cleveland Orchestra / Roger Mastroianni
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ウィーン発 〓 フランツ・ウェルザー=メストが体調不良で国立歌劇場の新制作《魔笛》の指揮をキャンセル
2025/01/08
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