オランダの指揮者、ピアニストで現代音楽普及の最前線で活躍したラインベルト・デ・レーウ(Reinbert de Leeuw)が14日に亡くなった。81歳だった。
アムステルダム生まれで、そこでピアノと音楽理論を学んだ後、ハーグ音楽院で作曲を学んだ。1974年に現代音楽を演奏するシェーンベルク・アンサンブルを設立、その指揮者と音楽監督を務め、メシアン、ケージ、リゲティ、ルイ・アンドリーセン、ソフィア・グバイドゥーリナ、ジェルジュ・クルタークなどの作品の紹介に尽力、数多くの録音も残している。
1960年代から現代音楽のさまざまな活動に参画、英国のオールドバラ音楽祭(1992)、米国のタングルウッド音楽祭(1994-1998)、オランダ・ナショナル・ユース・オーケストラのサマー・アカデミー(2001-2010)などの芸術監督を務め、多くの作品の初演を手掛けた。
また、ピアニストとして1970年代からサティを積極的に取り上げ、ロマンティックな側面に光を当てて再評価に繋げた。
2002年のエジソン音楽賞など受賞多数。2008年にはオランダ獅子騎士団に叙せられている。
写真:TivoliVredenburg / jelmer de haas
訃報 〓 ラインベルト・デ・レーウ(81)オランダの指揮者、ピアニスト、作曲家
2020/02/16
【最終更新日】2023/02/16
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