「ゼンパー・オパー」として知られるザクセン州立歌劇場が2019/2020シーズンの公演ラインナップを発表した。新制作は、ロッシーニ《ランスへの旅》、リゲティ《ル・グラン・マカーブル》、ワーグナー《ニュルンベルクのマイスタージンガー》、ヴェルディ《ドン・カルロ》、オッフェンバック《ジェロルスタン大公妃》、それに世界初演となるトルステン・ラッシュの《The Other Wife》の6演目。
ラッシュは1965年、ドレスデンの生まれ。1990年から一時期、日本で映画音楽制作や「ヒカシュー」のメンバーとして活躍した。《The Other Wife》の台本はドイツの作家ヘルムート・クラウサーが手掛ける。新制作のうち、《蝶々夫人》の演出を宮本亜門、衣装を高田賢三が手掛ける。また、アンナ・ネトレプコが《ドン・カルロ》エリザベッタ役に初めて挑戦する。クリスティアン・ティーレマンは《ドン・カルロ》と《ニュルンベルクのマイスタージンガー》を指揮する。
ロッシーニ《ランスへの旅》
2019年9月28日ー10月11日
演出:ラウラ・スコッツィ
指揮:フランチェスコ・ランツィロッタ
出演:エレナ・ゴルシュノヴァ / マリア・カタエヴァ / トゥーリ・タカラ / ユリア・マリア・ダン / ゲオルク・ツェッペンフェルト / 他
リゲティ《ル・グラン・マカーブル》
2019年11月3日ー11月29日
演出:カリスト・ビエイト
指揮:オメール・メイア・ヴェルバー
出演:クリスティーナ・ボック / ゲアハルト・ジーゲル / マルクス・マルカルト / マティアス・ヘンネベルク / 他
ワーグナー《ニュルンベルクのマイスタージンガー》
2020年1月26日ー2月16日
演出:イェンス=ダニエル・ヘルツォーク
指揮:クリスティアン・ティーレマン
出演:クラウス・フロリアン・フォークト / ゲオルク・ツェッペンフェルト / 他
オッフェンバック《ジェロルスタン大公妃》
2020年2月29日ー3月26日 / 7月1日・7日
演出:ヨーゼフ・E ケップリンガー
指揮:ジョナサン・ダーリントン
出演:アンネ・シュヴァーヴィルムス / ダニエル・プロハスカ / マクシミリアン・マイヤー / マーティン・ウィンクラー / 他
プッチーニ《蝶々夫人》
2020年4月26日ー5月31日
演出:宮本亜門
指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ
出演:フラチュヒ・バセンツ / クリスタ・ マイヤー / フレディ・デ・トマソ / クリストフ・ポール / 他
ヴェルディ《ドン・カルロ》
2020年5月23日ー6月1日
演出:ヴェラ・ネミロヴァ
指揮:クリスティアン・ティーレマン
出演:アンナ・ネトレプコ / ユシフ・エイヴァゾフ / エカテリーナ・セメンチュク / イルダル・アブドラザコフ / ゲオルク・ツェッペンフェルト / 他
トルステン・ラッシュ《The Other Wife》
2020年6月3日ー24日
演出:イモ・カラマン
指揮:ローランド・クルティヒ
出演:スーザン・ディヒム / マルクス・マルカルト / エヴェリン・ヘルリツィウス / ステパンカ・プカルコヴァ / 他
写真:Semperoper Dresden
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