訃報 〓 シルヴィア・ゲスティ、ハンガリーのソプラノ

2018/12/21

ハンガリー出身のソプラノ、シルヴィア・ゲスティ(Sylvia Geszty)が15日、シュツットガルトで亡くなった。84歳だった。モーツァルト《魔笛》の夜の女王など、コロラトゥーラの役を得意とした。ゲスティは1934年、ブタペストの生まれ。リスト音楽院を卒業後、1959年にオペラ・デビュー。1960年の「ロベルト・シューマン国際音楽コンクール」で3位に入賞、1961年に東独時代のベルリン国立歌劇場にデビュー、ベルリンのコーミッシェ・オーパーにデビューした。その後、ベルリンを中心に活動。オトマール・スウィトナー、クルト・マズアなどの東独の指揮者と数多く共演、録音を続けた。

1970年、シュツットガルト歌劇場のメンバーとなったことで西側の歌劇場への出演が増え、ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場を中心に、ハンブルク、パリ、ブリュッセル、モスクワ、アムステルダム、ロンドン、ブエノスアイレス、ロサンゼルス、ウィーンなどへ活躍の場を広げた。また、1970年代後半から亡くなる直前までシュツットガルト音楽演劇大学、チューリヒ音楽院などで後進の指導に当たり、メラニー・ディーナー、マーリス・ペーターゼンといった歌手を育てた名伯楽として知られる。

写真:Eurodisc


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