訃報 〓 シルヴィア・ゲスティ(84)ハンガリーのソプラノ

2018/12/21
【最終更新日】2023/02/16

ハンガリー出身のソプラノ、シルヴィア・ゲスティ(Sylvia Geszty)が15日、シュツットガルトで亡くなった。84歳だった。モーツァルト《魔笛》の夜の女王など、コロラトゥーラの役を得意とした。

ゲスティは1934年、ブタペストの生まれ。リスト音楽院を卒業後、1959年にオペラ・デビュー。1960年の「ロベルト・シューマン国際音楽コンクール」で3位に入賞、1961年に東独時代のベルリン国立歌劇場にデビュー、ベルリンのコーミッシェ・オーパーにデビューした。その後、ベルリンを中心に活動。オトマール・スウィトナー、クルト・マズアなどの東独の指揮者と数多く共演、録音を続けた。

1970年、シュツットガルト歌劇場のメンバーとなったことで西側の歌劇場への出演が増え、ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場を中心に、ハンブルク、パリ、ブリュッセル、モスクワ、アムステルダム、ロンドン、ブエノスアイレス、ロサンゼルス、ウィーンなどへ活躍の場を広げた。

また、1970年代後半から亡くなる直前までシュツットガルト音楽演劇大学、チューリヒ音楽院などで後進の指導に当たり、メラニー・ディーナー、マーリス・ペーターゼンといった歌手を育てた名伯楽として知られる。

写真:Eurodisc


関連記事

  1. ソウル発 〓 韓国国立響の次期芸術監督・首席指揮者にロベルト・アバド

  2. バーデン=バーデン発 〓 復活祭音楽祭、2025年のオペラは《蝶々夫人》

  3. シドニー発 〓 シドニー響が首席指揮者のシモーネ・ヤングとの契約を延長

  4. バーミンガム発 〓 ミルガ・グラジニーテ=ティーラが新型コロナウイルス検査で陽性反応

  5. ミュンヘン発 〓 BR-KLASSIKが話題のドキュメンタリーを再掲載、ネトレプコ、ビリャソンの《椿姫》の舞台裏

  6. モントルー発 〓 ローザンヌ国際バレエ・コンクールの第1位にイタリアのマルコ・マシャーリ

  7. ルツェルン発 〓 アシュケナージが引退を表明

  8. ライプツィヒ発 〓 ブロムシュテットがゲヴァントハウス管のコンサートをキャンセル、代役でスザンナ・マルッキがオーケストラ・デビュー

  9. リューベック発 〓 シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭も開催を中止

  10. ノヴァーラ発 〓 名門「グイード・カンテルリ国際指揮者コンクール」が復活

  11. リーズ発 〓 リーズ国際ピアノコンクールが予選通過者を発表

  12. ユトレヒト発 〓 第12回「フランツ・リスト国際ピアノ・コンクール」で日本の黒木雪音が優勝

  13. バイロイト発 〓 ジョン・ルンドグレンが《さまよえるオランダ人》からも降板、バイロイト音楽祭の出演をすべてキャンセル

  14. シンガポール発 〓 シンガポール響がインターネットで支援の訴え

  15. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが総裁のセルジュ・ドルニー、音楽総監督のウラジーミル・ユロフスキとの契約を延長

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。