政府は4月29日、令和8年春の叙勲受章者を発表、エストニアの指揮者パーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi)に旭日中綬章が授与されることが判った。2015年から2022年までNHK交響楽団の首席指揮者を務め、在任中にオーケストラの音楽性の向上に大きく貢献する一方、日本とエストニア間の音楽交流を拡大させたことなどが評価された。
ヤルヴィは首都タリン生まれの63歳。ヤタリンの音楽学校に学んだ後、父親の指揮者ネーメに従って渡米して米国籍を取得、カーティス音楽院で指揮を学び、その後、ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団の音楽学校でレナード・バーンスタインに師事。ユージン・オーマンディ、アンタル・ドラティ、ゲオルグ・ショルティといった巨匠の下でも研鑽を積んだ。
これまでにスウェーデンのマルメ交響楽団の首席指揮者(1994ー1997)、シンシナティ交響楽団の音楽監督(2001ー2011)、ドイツ・フランクフルトのhr交響楽団の首席指揮者(2006ー2013)、パリ管弦楽団の音楽監督(2010ー2016)、NHK交響楽団の初代首席指揮者(2015ー2022)を歴任。現在もブレーメンのドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の芸術監督(2004ー)、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督(2019ー)を務めている。
旭日章を授与された音楽畑の外国人には、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(1986年)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(1989年)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(2001年)、ヘルベルト・ブロムシュテット(2019年)らがいる。
写真:Tonhalle Orchester Zurich / Priska Ketterer
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東京発 〓 NHK交響楽団の名誉指揮者パーヴォ・ヤルヴィに旭日中綬章
2026/04/29
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