デュッセルドルフ発 〓 ライン・ドイツ・オペラが新しい歌劇場の建設計画を白紙撤回

2026/06/08

ドイツのデュッセルドルフ市がライン・ドイツ・オペラ(Deutsche Oper am Rhein)の本拠地となる新しい歌劇場の建設計画を白紙撤回した。理由は財政的な余裕がないこと。ハインリヒ・ハイネ・アレーにある現在の建物を改修して引き続き使用することになった。改修工事は2027年第3四半期に開始されるという。

ライン・ドイツ・オペラは、デュッセルドルフと、そこから電車で15分ほどのデュイスブルクの劇場でオペラ上演を行っているオペラ・カンパニー。デュッセルドルフの現在の建物は1875年に市立劇場として建設されたが、市の調査で構造、技術、機能面で数多くの欠陥が指摘され、2017年10月以降だけでも修繕に1,000万ユーロ(約17億円)以上が投じられているという。しかし、抜本的な解決には至らず、持続可能なオペラ運営には不向きと判断されていた。

そのため、市では4億7000万ユーロ(約800億円)を投じて、新しい建物を同じ場所に建設することを選択。市のクララ・シューマン音楽学校と音楽図書館を新しい歌劇場に併設する構想で、2025年11月には建築設計コンペが行われ、4つの最優秀デザインが選ばれていた。

写真:Deutsche Oper am Rhein / Aktuelle Stunde


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