ロンドン発 〓 “ワーグナー指揮者”のアントニー・ニーガスにCBE、国王誕生記念叙勲で

2026/06/15

今年の国王誕生記念叙勲が発表され、ロングボロー・フェスティバル・オペラの音楽監督を務める指揮者アントニー・ニーガス(Anthony Negus)の大英帝国勲章コマンダー章(CBE)受章が明らかになった。

音楽畑でCBEを受章したのは、ガブリエリ・コンソートでの功績が認められた指揮者のポール・マクリーシュ、スコットランド出身の映画音楽作曲家のパトリック・ドイルの二人。作曲家のロクサーナ・パヌフニクはオフィサー章(OBE)、ソプラノ歌手のルイーズ・アルダーがメンバー章(MBE)を受章する。

ニーガスは現在80歳。ロンドンの王立音楽院、オックスフォード大学クライスト・チャーチで学び、1976年にウェールズ・ナショナル・オペラに入団。2012年に退団するまでワーグナーを中心とするドイツ・オペラの上演に関わった。

英国でワーグナーの作品の上演を行っているロングボロー・フェスティバル・オペラの音楽監督に就任したのは1999年で、2018年には国際ワーグナー協会から「レジナルド・グッドオール賞」を授与されている。今年2026年で退任、2027年からは名誉指揮者に就任する。

この数年はオーストラリアのメルボルン・オペラとも緊密な関係にあり、2018年に《トリスタンとイゾルデ》を指揮して「グリーンルーム賞」の最優秀指揮者賞を受賞。2023年には《ニーベルングの指環》、2025年には《ニュルンベルクのマイスタージンガー》を指揮、どちらも「オペラ・チェイサー批評家賞」の優秀指揮者賞を受賞している。

写真:Longborough Festival Opera


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