グラナダ発 〓 クリスティアン・ツァハリアスがグラナダ市立管弦楽団の首席客演指揮者に

2021/07/27

スペインのグラナダ市立管弦楽団(Orquesta Ciudad de Granada)が指揮者としても活躍するドイツのピアニスト、クリスティアン・ツァハリアス(Christian Zacharias)を首席客演指揮者に迎えると発表した。

ツァハリアスはインド・ジャムシェドプル生まれの72歳。パリで学び、1969年のジュネーヴ国際音楽コンクール、1973年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールなどで優勝してデビュー、ピアニストとして国際的な活躍を続けてきた。

指揮者としては、1992年にスイス・ロマンド管弦楽団を指揮してデビュー。2000年から2013年までスイスのローザンヌ室内管弦楽団の芸術監督を務め、自らの弾き振りでモーツァルトのピアノ協奏曲全集を録音している。

ツァハリアスは2021/2022シーズンを締め括る4月と5月のコンサートに登場、ハイドン、モーツァルト、プーランク、ブルックナー、ハイドンの作品などを指揮する。

グラナダ市管弦楽団は昨年11月から、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ルツェルン祝祭管弦楽団などの首席オーボエ奏者から指揮者に転身したスペイン出身のルーカス・マシアス(Lucas Macías)が芸術監督を務めている。

写真:christian-zacharias.com / Klaus Rudolph


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. 東京発 〓 指揮者のブロムシュテットがN響定期演奏会を体調不良でキャンセル

  2. トゥールーズ発 〓 キャピトル劇場が新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  3. リーズ発 〓 英国のオペラ・ノースが新制作のヘンデル《アルチーナ》をストリーミング配信

  4. 東京発 〓 新国立劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  5. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルの首席フルート、セバスチャン・ジャコーが「試用期間をクリアできず」で退団へ

  6. 訃報 〓 ピーター・ゼルキン(72)米国のピアニスト

  7. ザルツブルク発 〓 オーストリア政府、祝祭大劇場などの改修工事に10年300億円強

  8. ウィーン発 〓 コンツェルトハウスがクルレンツィス&ムジカエテルナのコンサートをキャンセル、ウクライナ大使の要請受け

  9. トロント発 〓 ヴァイオリンのエリサ・チッテリオが音楽監督兼コンサートマスターを務めるターフェルムジーク・バロック管弦楽団を退団

  10. ブレゲンツ発 〓 ブレゲンツ音楽祭は開催断念、グラフェネック音楽祭は開催を表明

  11. ティラナ発 〓 ソプラノのエルモネラ・ヤオが母国アルバニアの子どもの権利擁護団体の大使に

  12. ブリュッセル発 〓 大野和士がブリュッセル・フィルの次期音楽監督に

  13. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2022年の「オーパンバル」開催を憂慮、新型コロナウイルスの感染再拡大受けて

  14. リューベンスク発 〓 リムスキー=コルサコフが亡くなった旧居が焼失

  15. ライプチヒ発 〓 ブロムシュテットがゲヴァントハウス管とシューベルト、ベルワルドの交響曲全集

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。