英国のウェルシュ・ナショナル・オペラ(Welsh National Opera=WNO)が新しい総監督に、米国シアトル・オペラの総監督を務めているエイダン・ラング(Aidan Lang)を招くことを決めた。WNOはウェールズ地方カーディフを本拠地にしているオペラ・カンパニー。創設は1943年。本拠地での公演以外に、英国内を巡回するオペラ・カンパニーとして知られる。総監督は2011年から、演出家のデービッド パウントニーが務めており、ラングはその後任。音楽監督は2016年からチェコ出身のトーマス・ハヌスが務めている。
ラングは1957年、英国生まれ。バーミンガム大学で学んだ後、グラインドボーン音楽祭のスタッフとしてオペラ界でのキャリアをスタート。その後、演出家としての活動を本格化させ、ブラジル・マナウスにあるテアトロ・アマゾナスのオペラ監督(2002–2005)、英国バクストン・オペラの芸術監督(1999–2006)、ニュージーランド・オペラの総監督(2006–2014)を歴任。2014年から現職。2019/2020シーズンでシアトルを退任、そのままWNOに移る。
写真:Seattle Opera
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カーディフ発 〓 英国ウェルシュ・ナショナル・オペラのトップに米国シアトル・オペラの総監督
2018/09/08
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