ミュンヘン発 〓 バイエルン州立歌劇場、2018/2019シーズンのラインナップを発表

2018/03/19
【最終更新日】2018/10/13

ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場が18日、2018/2019シーズンのラインナップを発表した。最大の話題は、ナチスに迫害された作曲家のエルンスト・クルシェネク(1900 – 1991)にスポットライトを当てること。全編十二音技法を用いた史上初の本格的なオペラとされる《Karl V=カール5世》を上演する。ウィーン出身のクルシェネクはジャズを取り込んだ1926年のオペラ《ジョニーは弾き始める =Jonny spielt auf》で人気作曲家の仲間入りをしたが、ナチスの台頭でその作品は「退廃音楽=Entartete Musik」の烙印を押されて作品の上演が禁止され、ウィーン国立歌劇場の委嘱作品だった《Karl V》は1933年にキャンセルされた。1938年に米国に亡命、生涯を米国で終えた。もう一つの話題は、2018/2019シーズンで最初のプレミエ(新演出上演)演目となる《オテロ》に人気テノールのヨナウス・カウフマンが登場すること。カウフマンは昨年夏、ロイヤル・オペラで初めてオテロに取り組み、故郷で初めて歌う。プレミエ演目は以下の通り。

ヴェルディ《オテロ》
指揮:キリル・ペトレンコ 演出:アメリ・ニーアマイア
出演:ヨナウス・カウフマン / アニヤ・ハルテロス / ジェラルド・フィンリー


スメタナ《売られた花嫁》
指揮:トマーシュ・ハヌス 演出:ダーヴィッド・ベッシュ
出演:ギュンター・グロイスベック / パヴォル・ブレスリク / ヴォルフガング・アプリンガー=シュペルハッケ / クリスティアーネ・カルク

クルシェネク《カール5世》
指揮:エリック・ニールセン 演出:カルルス・パドリッサ(ラ・フラ・デルス・バウス)
出演:ボー・スコーフス / アンネ・シュヴァネヴィルムス / グン=ブリット・バークミン / オッカ・フォン・ダメラウ

プッチーニ《西部の娘》
指揮:ジェームズ・ガフィガン 演出:アンドレアス・ドレーゼン
出演:アニャ・カンペ / ジョン・ルンドグレン / ブランドン・ヨヴァノヴィッチ

グルック《アルセスト》
指揮:アントネッロ・マナコルダ 演出:シディ・ラルビ・シェルカウイ
出演:チャールズ・カストロノーヴォ / ドロテア・レシュマン / ミヒャエル・ナジ

リヒャルト・シュトラウス《サロメ》
指揮:キリル・ペトレンコ 演出:クシシュトフ・ヴァルリコフスキ
出演:マーリス・ペーターゼン / ヴォルフガング・コッホ / パヴォル・ブレスリク / ミヒャエラ・シュースター / ヴォルフガング・アプリンガー=シュペルハッケ

ヘンデル《アグリッピナ》
指揮:アイヴァー・ボルトン 演出:バリー・コスキー
出演:アリス・クート / ジャンルカ・ブラット / エルザ・ベノワ / イェスティン・デイヴィス

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写真:Bayerische Staatsoper


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