ミュンヘン国際音楽コンクール(Internationaler Musikwettbewerb der ARD)のピアノ・トリオ部門で15日、3組によるファイナルが行われ、日本の葵トリオ(ピアノ:秋元孝介、ヴァイオリン:小川響子、チェロ:伊東裕)が第1位に選ばれた。この部門で日本人が優勝するのは初めて。コンクールはドイツ公共放送連盟(ARD)の主催で、今回が67回。国際コンクールの中でも最も権威のあるコンクールとして知られている。年によって審査部門が変わるのが特徴。今年は声楽、ヴィオラ、トランペット、ピアノ・トリオの4部門が行われている。
一方、声楽部門はロシアのメゾ・ソプラノ、ナタリア・ボエヴァが第1位に輝いた。第2位はスイスのバス、ミラン・ジルヤノフ。第3位をスウェーデンのソプラノ、イルヴァ・ソフィア・シュテンベルイ、中国のテノール、雷明傑(Mingjie Lei)が分け合った。トランペット部門は、オーストリアのセリーナ・オットが女性奏者として初の優勝。ヴィオラ部門の第1位は中国の梅第揚(Diyang Mei)、第3位に日本の近衛剛大が入賞した。近衛はオランダ在住の20歳。祖父は日本のオーケストラ界の発展に尽力した指揮者の秀麿。
写真:Aoi Trio
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ミュンヘン発 〓 ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ・トリオ部門で、日本の「葵トリオ」が優勝
2018/09/18
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