メトロポリタン歌劇場の《サムソンとデリラ》の公演で1日、サムソンを歌うロベルト・アラーニャが第3幕を降板する“事件”が起きた。代役に立ったのは、今回の公演でサムソンの3番手に起用されていたクリスチャン・ベネディクト。リトアニアの首都ビリニュス生まれのテノール、ベネディクトは本来、5月28日の公演に出演して歌劇場デビューを果たす予定だった。今回の《サムソンとデリラ》は2018/2019シーズンの開幕公演で、初日は9月24日。
今回の公演はブロードウェイを席巻する演出家ダルコ・トレズニヤックが新演出を手掛けることに加え、2009年の《カルメン》で話題をさらったエリーナ・ガランチャとアラーニャの共演が実現したことで注目を集めていた。ただ、アラーニャは調子がもう一つで、批評もパッとしない。この後、5日、9日、13日、16日、20日の公演で歌うことになっており、最終日20日の公演は「HDシリーズ」でストリーミング放送されることになっている。
写真:Ken Howard / Met Opera
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ニューヨーク発 〓 アラーニャがメトロポリタン歌劇場《サムソンとデリラ》の第3幕を降板
2018/10/04
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