ザルツブルク音楽祭は23日、記者会見を開き、「キューネ財団」との間で、2019年から当面3年間にわたるスポンサー契約を結んだことを発表した。「キューネ財団」は1976年、スイスに本社を置く海運・物流の世界的企業「キューネ&ナーゲル」社の創設者の一人で大株主のクラウス=ミヒャエル・キューネ氏が設立した財団。教育や医療分野への世界的支援で知られる。音楽祭に関しては既に2013年から、音楽祭の「若い歌手のためのプロジェクト」に協力してきたが、さらに支援を強化することになった。音楽祭の大口スポンサーには、ネスレ、アウディ、シーメンス、ロレックスがいるが、来年からは「キューネ財団」が音楽祭全体の最大のスポンサーとなる。新規の音楽祭のスポンサーについては20社を超える申し込みが寄せられていた。「キューネ財団」との提携を選んだことについてラーブル=シュタドラー総裁は会見で、「商品露出などのリターンを求められない、経営陣の交代による提携解消などのリスクがなく、長く続ける必要のある活動を支援してもらえる」といったメリットを上げ、「見えないところを支援してもらえる」ことを強調した。
写真:Around the Music Festival
詳しくはこちら ▷
ザルツブルク音楽祭 〓 2019年から「キューネ財団」が最大のスポンサーに
2018/08/25
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。